生命歯学


今日も夕方に手術が在ります。

歯科の手術と言えばインプラントだけではありません。

歯槽膿漏の手術から、

骨の幅を厚くする手術、

太い神経を移動させる手術など、

あぁ、美容外科的な手術もありました。

ですから私は毎日、

メスを手にして過ごしています。

こんな生活は少なくとも20年は続いています。

ですから、

手術野のみならず、

患者さんの全身的な体質、体調に

とても関心を持つようになりました。

そうすると今度は、

患者さんの生活習慣なり嗜好をも

気になるようになりました。

手術自身は、

経験の積み重ねと、

大きく拡大できるマイクロスコープのお陰で、

手堅い手当て、

野球で云う処のバンドで確実に走者を送れる手堅いゲームが

私の仕事の流儀となったように感じます。

しかしながら、

もっと治療の成功に寄与しているな!と、

実感致しますのは、

患者さんを、

歯だけではなく、

人という全体像で診る習慣がついたからだと思いますので、

若い歯科の先生方には、

そのような歯科を取り巻く関連科目にも、

是非に眼を向けられますようにと、

口を酸っぱく言っているこの頃です。