私の性分


もうすぐ年末年始休暇です。

こんな嫌なことはありません。

仕事していないと不安になります。

ジッと出来ない質を恨んでいます。

気がつきませんでしたが、

先般、

私の自家用車を息子に払い下げた後に

息子から電話がありました。

ボンネットを開けたトタンに

驚愕したとの事。

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私の普通は、普通ではないそうです。

エンジンルームの中の、

金属部分は勿論のこと、

配線からパイプに至るまで、

塵、埃ないように、

私は常に磨いていますので

ピカピカと光っているのに驚いたようです。

ガソリンの残量には疎く、

時にはガス欠の経験もある私ですが、

機械部分の汚れには異常なほどに敏感なのです。

幼い頃に、

就寝時に枕から頭を持ち上げて、

蒲団全般のシワを確認し、

家の者に蒲団の隅を引っ張らせて、

ピーンと張った蒲団を確認するのが常でした。

勿論、朝には蒲団など

私の身体から離脱しているのですが。

自分でも、

一種の異常だと思っています。

今では蒲団の件はどうでも良くなりましたが、

他の事では、

自分なりのコダワリがあるのは相変わらずです。

患者さんからは、

綺麗好き以上の神経質ゆえに

家族は大変でしょうと言われますが、

それは大きな勘違いです。

何せ大型犬の復頭飼いの暮らしですから。

休暇は、

患者さんの口腔内の写真の整理と、

古い車を引っ張り出しての整備でもと考えています。

何故にそんなクダラナイ話をわざわざとと、

それは、

若い歯科医師の先生方から

私の休暇の過ごし方を問われたからです。

私の診療スタイルは別として、

私は決してセレブではありません。

ゆっくりゴルフだの、

海外旅行だのとは縁がありません。

余りの付き合いの悪さに、

友人からの苦言を頂くこと頻繁です。

本来、私は人付き合いが苦手です。

ですから、

歯科という仕事の選択は良かったと。

無論、

患者さんとのコミュニケーションも大切にしていますが、

とかく【歯医者は口達者】という風潮に

違和感を持っています。

歯医者は黙って正確な仕事をと、

そんな風に思っています。

娘の進学の件は片付きました。

いよいよ私と一族の劣性遺伝子を引き継いだ

息子の馴れた受験を迎えます。

出来るモノならば、

受験を代わってヤりたいと、

心配性な私は、

嫌な事から逃げだすために

仕事に集中しているのかもしれません。

歯科ほど面白い細工事はありません。

こんなに面白いのだから、

息子にも是非に味わらせたいと云う

私の勝手さに

もう息子は諦めたようです。

没頭してこそ、

初めて面白さと恐さが解るモノです。

新年早々に、

大きなパンチとショックを味わいそうな

そんな息子の明るい声に、

電話しながらクヨクヨするのでした。

ブログで、

歯の話しより、

私のクダラナイ話を多くというリクエストに

正直にお応えしてのクダラナイ話しですみません。