歯科医学の明日


今日が今年の仕事初めです。

外へ出るのを控えめにして、

診療所に貼り付いて、

治療と研究に専念しようと思います。

私の診療スタイルが独特であるかのように言われています。

が、

やっと時代が追い付いて来たんだなと感じることがありました。

週刊ポストにて、

相当の頁を割いて、

歯科治療への問題提議がなされていました。

DSC_0349

その最後の結論での、

感染防止対策を万全に行うには

クラスBのオートクレーブにて

1日7人が限界であると記述されているのを観て、

本当のことを書いてくれてありがとうという気持ちになりました。

コレが真実です。

私は患者さんが大切で堪りません。

院内感染など絶対にあり得ません。

口で云うのは簡単ですが、

実際に実行することは大変な事でした。

クラスBのオートクレーブとエチレンオキサイドガス滅菌での対応に、

私が長い年月かけての工夫を加味して診療しています。

それとお一人に係る滅菌コストも

キチンと2500円と明記されているのにも驚きました。

正にその通りです。

ですから私の診療所の再診料は2500円なんです。

いろんな意味で、

私はこの週刊ポストの記事を評価しています。

職業とは、

食べる手段ではありません。

働く事から、

工夫する自分を造る、

グッと堪える自分を造る、

頑張る自分を造る、

達成感を味わう、

其処から、

少しでも社会へ貢献する、

それが仕事をすると言うことだと思います。

若い歯科医師の先生方には、

もう一度、

歯科医学の門を叩いた時期を思い出して頂きたいと思います。

私らの仕事はエンターテイナーではありません。

ひた向きにコツコツと、

自分を信じて、

自己研鑽を怠らないような我慢が大切です。

そうすることで、

歯科医学の明日は開けてくると思います。