【手元に温めておいた】と云うよりも、

お仏壇の引き出しの中にて、

ご先祖の念力を期待し、

保管していた【年末ジャンボ】の券を、

今日、

みずほ銀行前の宝くじ売り場へと持ち込み、

ガラス越しの小さな窓口へと

スーパと差し込む私。

で、

パラパラパラと点灯する当たり金額を示す電光掲示板を

息を殺し殺し見つめる私。

いんやー、当たらないモンですねぇ!

600円。

狙いは1つ、8億円でしたのに。

こんな事を1年に数回、

懲りずに繰り返す私は、

20代の頃から全く成長していない様です。

パチンコ、麻雀などのギャンブルには

全く関心がありません。

治療と云う仕事が緊張の連続ですから。

男の本能は仕事で解消し過ぎるほど、

いや、

それ以上のハイな気分で過ごさねばならない【歯科医の定め】。

ただ、

無い物ねだりの【宝くじ】への夢。

夢は死ぬまで持ち続け無ければなりません。

いつの日か?

宝くじ長者に成れる日を、

ジッと我慢し、

周囲からは阿呆呼ばわりされても、

たかが私の元手は6000円。

その位は贅沢ではないでしょう?