少数派


私も未だ修行中の身ですから、

技術の向上への貪欲さは色あせてはおりません。

そもそも【芸事】の道において、

近道などありませんから、

一見、無駄に見える作業も

後から振り返れば確実に肥やしになっていたと、

そう感じる機会を経験してきました。

ですから、

効率重視の昨今には異を唱える者です。

色々な歯科医師を観てきました。

少々、物差しの小さい人が多い様に思います。

それなりに食べてゆける恵まれた職業だから、

その傾向が強いのだと思います。

歯科業界は競争に晒されています。

私は、それで良いのだと思います。

競争に勝ち抜く知恵と努力と能力の欠けた歯科医師は

消える定めで良いと考えています。

トニカク歯科医師は勉強不足だと、

全ての局面において、

私は批判的視線をもって、

悲しい気持ちで観ています。

だからこそ私は、

あえて少数派で在りたいと思います。

社会が歯科医師に不信を抱く根本的原因は、

歯科医師の努力不足だと考えています。