恐ろしい現実


私の診療所の様には、

とても出来ない!

と、同業の人から言われるのには、

馴れっ子になったと共に、

半ば同業の人を怠惰だと、

私は、

そう思っています。

私は患者さんの治療に際して、

全身状態を含めた全ての情報を得る事に知恵を搾ります。

その一環としての採血は必須な検査です。

麻酔注射の薬剤から注入位置、注入速度、

内服薬への対応は勿論の事、

抜歯や手術の際の縫う糸の間隔まで、

血の検査から判断できるからです。

また、

歯科医院では、

唾液、歯の削片の浮遊飛沫、

血液に曝されています。

感染防止に徹底しなければなりません。

ですから、

採血の際の検査項目においては、

感染症の有無の検査は必須です。

私の診療所のような小規模の診療所においても、

思わぬドラマが生じます。

検査の結果にて、

【HIV】陽性!

と云う機会も経験します。

【C型肝炎】などより感染力の弱いHIVですが、

告知された患者さんの精神的ショックは計りしれない程に大きい事も、

経験上、

私は背負って来ました。

私は私の診療所での、

相互感染は絶対に生じさせない自信があります。

其れほど迄に、

私の診療所の滅菌システムは、

他の診療所では真似の出来ないレベルに至っていると

自負しています。

私は患者さんに対する責任が在ります。

その基本的な、

い・ろ・は・の

【い】が、

感染防止対策であると確信しています。

皆さんも、

もう1度、

ご自身の身になって考えて下さい。

歯医者さんへ診察を受けに行った際に、

ご自身の座った椅子に

前の患者さんから

病気を移される心配がありませんか?

私は私の診療所だけを信用しています。