相変わらず


アメリカの人気ドラマであったCSI科学捜査班シリーズには、

マイアミ警察、ラスベガス警察、そしてニューヨーク市警版の3本立てが在り、

それぞれの味でテレビに釘付けになっていたものです。

特にCSIニューヨークのマック.テイラー刑事が贔屓で、

劇中、マック.テイラーが大きなカップで飲む、

恐らく湯のように薄いであろうコーヒーを観るに、

早速に真似て、

しかし劇の進行を見逃すまいと、

インスタントで済ませ、

飲んで不味い!と、

そんな事の繰り返しでシリーズも最終回を迎えたのです。

マック.テイラー刑事の愛車であるシボレー.アパランチより

他のシリーズで決まって刑事たちが乗るシボレー.タホの方が

格好良いのに、

何故かニューヨークの街並みに、

このヘンテコで中途半端なピックアップが似合うのが不思議で、

また、

私もアノようなサングラスを常時かけてみようか?と、

ミーハー降りを大いに注いでくれた番組であったので、

残念でなりません。

昔、友人である浅見友市朗博士と共に映画を観に行きました。

伊集院花子の生涯だったと記憶しています。

映画のタイトルである伊集院花子は

決して釘付けになると云う美観の持ち主ではなく、

どう観ても伊集院花子ではない夏目雅子が主役であるのに、

どうしてこういうタイトルなのか?と、

不思議な想いにて、

それにしても夏目雅子は良いなと。

仲代達也氏の迫力に息を飲み、

映画館から出でた際の我々の目付き、眉間のシワ、歩く格好が、

見合せても、

大いに映画に影響されたるは明白で、

互いの馬鹿降りに嫌気がさしたのです。

このような馬鹿降りは今でも変わっていないと自覚していますから、

歯の仕事にも相変わらず夢中になれるのでしょう。