ネクタイ


息子が小学6年の頃、

父の日に贈られたネクタイを、

今の今まで、

院長室の観音さまの横に

大切に置いていました。

昨日の講義の際に、

初めて使わせて貰いました。

治療においてもそうですが、

何事をするにも、

これが【し始め】であり【し終わり】になるかもしれない。

全力で取り組むと云う

本当は当たり前のことなのでしょうが、

遅ればせながら、

50歳近くになってから、

気づいたのです。

息子からのネクタイ。

想う処あり、

私は手にしたのでした。