思いもよらず


昨日、

テレビ界の有名なディレクターの方との雑談で、

先生は、みんなから感謝されているじゃないですか。

羨ましいですよ。

そんな台詞を思いがけず。

ただ私自身は、

感謝されようとなど想い至ったことは一度となく、

また、

これだけ長い歯科医師人生です。

治療方針をめぐって患者さんと

幾度となくぶつかり、

何でもかんでも患者さんの言いなりにはなれませんから、

偏屈者、

頑固者、

そんな印象を持たれているだろうと、

そんな風にしか。

歯の手当ての中に【私の命を注ぐ】

そんなこんな感じに夢中で。

ただ、それだけでした。

奥から2番目と3番目の歯は、

患者さんのお口の中で、

直接、

私が彫刻した歯ですが、

歯の中に、

私は自分を封じ込んで、

そんな感じで、

手当てに夢中。

いちいち難しい理屈など考えていませんので。

ただ、

その歯の寿命なり、

歯の声って云うんでしょうか?

ハッキリと聴こえるようになりました。

ただそれだけです。