後悔しているからこそ

今になって、

本当に惜しいことをしたと、

大いに後悔しているから、

私は母校との関わりあいを重要視しているのです。

先ずは母校の図書館の蔵書の素晴らしいこと。

これは中原学長先生が文学に造詣が深く、

直木賞だか芥川賞だか忘れましたが、

若い時代に、

その候補者に選考された事実から、

また現在でも多くの著作を執筆され続けて居られ、

書物の価値を、

歴史の重みを、

誰よりも認識されて居られることが

一番の理由だと思います。

母校の図書館は、私にとっては宝の宝庫なのです。

他の歯科大学の蔵書の選考基準とは違う趣があるからです。

医の博物館も、アレは良いですよ。

日常の臨床で頭も気持ちも、

イッパイイッパイになった時に、

ブラリと立ち寄れば、

先人の偉業に触れて、

心が落ち着いてくるのです。

それと、

数々の研究機材。

羨ましいですよ。

毎日の患者さんの診察から、

アレを確かめたい!

コレを検証してみたい!

実験したいことが沢山あるものです。

私は自身の経験から納得した治療しかしません。

メーカーからの紹介、

文献での紹介、

無論、ほぼ全て目を通しています。

しかし、

私の診療所付属研究室で、

私が仕事の合間にコツコツと、

実験サンプルを作って、

自前で出来る実験は自前で行い、

外注すべきはお願いし、

自身の眼で確かめた物だけを治療に採用しています。

ですから、

大掛かりな研究機材のある大学が羨ましくてなりません。

開業歯科医師の仕事にプライドを持っています。

それは歯科医療の水際で、

患者さんと共に生きてゆきたいからです。

が、

研究も、

もっと、もっと、

欲張りなのでしょうね。