こつ


1日の大半を患者さんの歯科治療で過ごす仕事ですから、

心には情熱を、

表情は笑みを浮かべ、

手指の感覚は鋭利な針のように、

眼と耳は野性動物のように、

そんなこんな気持ちで、

四半世紀ほど心がけてきたことに偽りはありません。

歯科治療で生きてきた私が、

今少なくとも申し上げられますことは、

歯と云う不思議な器官と上手に付き合う

【こつ】とでも申しましょうか。

それは、

歯単体で診てはならないと云う事に尽きるでしょう。

難しい表現だと思います。

時々に、

新患の方からのお電話に

私が直接対応する機会が在ります。

スタッフの手が空かない時です。

で、

気がつきましたことが在ります。

皆さんが共通に不安をお持ちになる処です。

それは費用の問題です。

そりゃそうだと思いました。

そういう際は、

決して恥ずかしい等とは思わないでください。

一緒に考えながら、

治療の方法なり、

治療の手順などを

決めてゆけば良いのですから。

歯と末長く、

付き合ってゆく工夫すること、

それが歯科医師の仕事です。