若者へのメッセージ


今朝、

興味深いメールが、

私の診療所のホームページでの

問い合わせフォームから入っていました。

ウチの学生さんからです。

歯学部の学生は、

世間からの想像を絶するくらいに、

勉強しています。

ただ、

これは最近の歯学部の学生に限ってですが。

私の時代は、

歯学部に入学することで、

歯科医師免許証を頂けると言っても良いくらいに、

楽な環境でした。

ですから、

遊び呆けていました。

が、

今の時代は、

歯科医師飽和状態にて、

歯科医師数削減が緊急課題ですから、

国家試験は、

選抜試験の様相です。

そのような背景にも関わらず、

歯学部を志願した学生を

私は応援しています。

先生は挫けそうになったことはありませんか?

挫けそうになった時には、どうされていますか?

そのような問でした。

医師であり続けることは、

医師になるよりも難しいと、

この頃ヒシヒシと実感しています。

私が過剰なくらいに

読書するのは、

自分の経験値を越えての、

悩みへの解答を探しているからだと思います。

自分の仕事に対して、

真摯に向き合えば向き合うほど、

他事に割く時間とエネルギーはありません。

何をしていても、

全てを

歯の仕事に結びつけています。

古い車の修繕にしても、

エンジニア的な感性を養うために他なりません。

【縁】と云うモノを

大切に思っています。

歯の仕事に就いたのも【縁】。

新しい患者さんがお越しになるのも【縁】。

運命的とも言える【縁】を大切に、

そうに想えば、

挫ける一歩手前の処で、

踏ん張って、

踏ん張って、

これはもう、

やせ我慢の域に達していると思います。

自分の身体と心に、

自分自身で鞭を打つ。

職人の性かもしれません。

が、

鞭を打つことで、

自身が鍛え上げられるのも事実です。

そのためには、

先々の自分の有り様を

イメージしながら、

夢を持つことが必要です。

願えば叶う。

夢を抱く情熱が

全ての原動力となるでしょう。

青春坂と云う言葉が好きです。

若者は、

青春坂を駆け走って欲しいです。

私は既に55を迎えていますが、

未だに、

青春坂を、

一歩一歩、

歯を喰いしばって、

徒歩で登っています。

頑張れ若者よ!

其れが先人からの

熱いメッセージです。