王道を歩く


カトリックの門を叩いて、

まだ1年経っていません。

ひよっ子ですよ。

ですから、

先ずは新約聖書を求め、

それも、

前半のマルコ、マタイ、ルカ、ヨハネによる福音だけに

搾って、

何度も読み返している段階です。

で、

後半に入ろうと、

頁を開いて、

少々眼を通し、

まだ私には早い。

基本にたちかえろうと、

手を付けずにいた、

旧約聖書に取り組みことにしました。

頁を開いて、

なんと、

自然に頭に入ってくるのに

戸惑いました。

で、

ハタと、

気づいたのです。

歯科医学の研鑽と同じであったと。

新しい技術の説明書には

将来への保証も、

足腰の強さもないのですよ。

古典的な過去から今日に至る治療方法の変遷を学びながら、

技術を身に付けてゆく。

手間隙かかる作業ですが、

これが、

何かを身につけるための王道だと

改めて実感したのです。