男の【こだわり】


東京都吉祥寺開業の小出 明医師は、

若い時分に、

御母堂さまの

釜で炊いた本格的炊飯法で育てられたために、

他人の炊いた米は、

気持ち悪くて食せなかったそうな。

それを聞いた私は、

彼に問うたのです。

ガールフレンドの作った弁当の米はどうした?

彼曰く、

そうなんです。

オカズだけ食べて、

米は勘弁して貰いました。

ただ、

相手に悟られないようにですが。

で、

再び、

彼に問いました。

レストラン、料理屋の類いの米は?

彼曰く。

キチンとした調理師免許を持っている処ですから、

これは別として、

おいしく頂きました。

成る程!

私の小出医師のような【こだわり】を持つ人を

大いに評価するのです。

変な【こだわり】だとお感じになられるのは

間違いです。

私ら職人から【こだわり】を獲ったら、

何の値打ちもない人間になると思っています。

小出医師の勉強方法について、

昨夜、

電話にて問い、

成る程なと、

思う処がありました。

やはり、

直接に本人に確かめることが大切だと

再認識したのです。

小出医師に言わせれば、

私こそ、

大いなる変人の代表格なのだどうな。

幼い頃より、

変わった子だと言われ、

学生時代も、

変わった奴だと言われ、

息子からは、

父ちゃんは少数派と言われ、

上は大人の、

で、

下は孫のような歳の娘たちからは

ずっと

同じ台詞を聞かされて来ました。

パパは身体が大人で、

心は子供。

幸か不幸か、

2回も家人を持つ機会を与えられた私は、

どっちからも、

同じ台詞の応酬を受けました。

私はあなたの母親、婆やではありません。

あぁ、そう言えば、

アスペルガーとも、

人格障害、

色んな病名も、

医師でもないお二方から

診断されていたっけ。

しかし、

これは私の考えですが、

女性が強くなり過ぎたんだと思います。

男は大人になっても、

夢を追いかける生き物です。

【こだわり】のない男って居るんでしょうか?

私の毎日の診療だって、

私の【こだわり】の産物ですもの。