現実は


歯の修復治療を行うに際して、

患者さん個人の持つ【噛み合わせ】を

尊重しつつ施術できる場合と、

歯列矯正治療を先行してから、

修復治療を行う方が望ましい場合があります。

患者さんの側からすれば、

その辺は認識されておられません。

歯科医師にとっても、

その線引きは難しい問題ですから、

当然の事だと思います。

そもそも、

歯に修復治療を施す事を前提に、

口腔を神さまはお造りになっておられません。

修復治療は自然に反する

矛盾をはらんだ、

致し方ない行為とも言えましょう。

ですから、

歯科医師たる私は、

修復治療を行うに際して、

悩みに、

悩むのです。

夜、

寝床から布団を跳ね起きる機会も

たびたびあるのです。

歯を長持ちさせたいと、

その想いに、

日々の診療にモガイテいるのです。

治療の結果、

本当に喜んで下さいます。

それが私の原動力です。