使命


昨日の昔話しの序でです。

ある青年歯科医師から、

先生でも、

そのような時期があったのですね!

と。

本当の私の道程は、

苦境の連続でした。

歯科医師の常識を覆すことを、

誰も選べない道を

好んで選んできたことに、

否定する人は居ないでしょう。

悔しさや、

苦しさが、

自分を歯科医師として、

鍛えてくれることを確信していたからです。

たかが歯と思われるかもしてません。

が、

青春期に確かに、

私は歯科医師の道を選んだのです。

歯科医師としての適応能力があるのか?

そんなことを考える暇もありませんでした。

歯科医学の方に、

私の方を合わせてきたのです。

何事にも、

原理・原則があります。

歯科医学も同じです。

頑なに、

歯科医学の王道を歩むこと。

これが私の選んだ生き方であります。

地元の歯科業界から馬鹿にされ、

無謀だと失笑を受けて、

そんな時代が10年はあったでしょう。

私は診療所の患者さんだけに眼を向け続けたのです。

治療技術に工夫し、

何故?このような症状に至ったのか?

それだけに、

関心を集中させてきました。

開業して25年経ってから、

母校から臨床教授に任命されました。

母校は、

黙って、

観ていて下さったことに、

胸が熱くなりました。

これからの私は、

歯科医学のゴールデン・スタンダードで

あり続けることが、

母校へのご恩返しだと考えています。

決してお薦めはできませんが、

私のような歯科医師になりたいと、

そう若い歯科医師たちが、

憧れて下さる自分を

少しでも創ることが、

私の使命だと考えています。