父息子

息子が突然、

夜も9時を回った頃に、

自宅に帰ってきました。

私のブログからの引越の記事を観て、

電話ではそのような会話をしてませんでしたので、

何事かと驚いての帰宅だったようです。

トランクスとTシャツ姿で、

大きなテーブルで書き物をしている私を観て、

父ちゃん、どうしたんや!

飯食ってないんじゃない!

眠ってないやろ?

ガリガリになって!

死ぬぞ!

今の私は鬼のように一筋で

仕事に没頭しています。

女家族には、

絶対に判らないでしょう。

何故、今、私が命をかけてまで

歯の仕事にぶつかって行ってるのかは。

仕事を中断し、

息子の話しを

ジャックダニエルを片手に、

ズッと聞いていました。

こういう時に、

私は自分の置かれた近況を一切

息子に言わなくなりました。

それは、

息子が大人の男になったからです。

私も息子も、

他人の悪口、噂など全く口にしなくなりました。

男同士は、

黙ってても判るモノです。

昔、

息子中学の頃、

ガラスが割れるほど、

血が流れるほどの、

殴り合いの喧嘩を

しばしばしました。

近所から、

警察を呼ばれた事もありました。

暴力はイケマセンが、

私は家族に対しては、

身体全体でぶつかってきました。

情熱です。

強い愛情があるからです。

息子は私の血を強く受け継いでいます。

そう信じて、

甘やかし、

一方で、

鉄拳で、

またある時からは、

黙って見守ってきました。

もう大丈夫のようです。

これから、

私には向かい風が吹き付けるでしょう。

でも、

若い時分から、

頭を下げて、

歯を食いしばって、

耐えて、

力をつける努力をしてきた経験があります。

私も大丈夫だと、

そう息子に伝えました。