歯周病との戦い


中程度以上に進行した患者さんでした。

徹底的な、

ブラッシング.テクニックを取得して頂くために、

診療の度に、

歯磨きの練習を積み重ね、

露出した歯石を丁寧に取っては、

また丁寧にブラッシングして頂くことの繰り返し。

患者さん的には、

歯がシッカリしてきた!

歯が残りそうだと、

実感して頂いた頃合いが、

歯周外科の出番です。

これが、

歯周外科手術の成功の秘訣!

歯周病によって、

引き起こされた骨のイレギュラーな吸収によって、

歯の周囲の骨は、

凹んでいる処が、

アチコチに視られます。

歯茎の形から判るんです。

また、

最後方の歯の後方の歯茎。

歯の山の高さまで至るほどに

分厚いのが判ります。

プラークの温床です。

で、

一気呵成にメスを入れます。

歯科医師自身の目で、

骨の形態を診る必要性ほど

歯周病治療で重要なことはありません。

本来であれば、

覆われるべき歯の根が、

骨が溶けることで露出しています。

歯周外科手術によって、

ガタガタな形状になった骨を

なだらかに、

今後に、

汚れが取れやすいように、

形態修正します。

大工さんみたいでしょ?

で、

こんな処でしょうか。

で、

縫合です。

最後方の歯の歯茎も薄くなりました。

この患者さんの歯周病の原因。

さまざまあります。

甲状腺ホルモンの亢進症でいらっしゃることもあり、

骨の代謝が正常に営まれない上に、

仕事柄、

絶えずストレスとの戦いの日々。

食いしばって過ごしていらっしゃる。

歯磨きはエチケットの第1要素とは

認識しておられたのですが、

正規のブラッシング.テクニックはご存じなかった。

この辺りを、

手当てさせて頂くのが、

私の務めです。

大きな、

強い、

噛みしめに対する

対象方法!

いつかお見せ出来ると思います。