備えこそ


昨日、

先の東北大震災の際に、

現地に入って半年ほどの間、

救援活動をした方の話しを聞く機会がありました。

何気ない会話から、

そのような話題になったのです。

その方は、

しばらくは心を病んで、

病院に通院し、

心の病の薬を手放せない日々が続いたと。

あぁ、この方もか!

無責任な対応対策の報道が流される度に、

憤りを通り超して、

呆れ果て、

私はこの国の政治を見放しました。

現在進行形の当時の東北の大地に立った人以外に

本当の姿を理解できないのは判ってはいるのですが。

今でも、

ACの広告のバックミュージックがテレビから流れる度に、

身体が震えてなりません。

当時の津波の警報音をテレビから聞こえる度に、

身体が固まって動きません。

一瞬にして、

私は時空を超えて、

当時のあの場所に。

大声で叫び声を挙げ、

両の掌で頭を抱えて、

座りこんだあの日。

その方が言われました。

次はこの地方にも、

間違いなくやって来るでしょう。

私も、

そう思います。

私自身は、

備えを怠ってはいません。

が、

周囲の皆は理解できないようです。

通学途中の児童や親御さんが心配です。

瀬戸大橋は大丈夫だろうか?

鳴門海峡は?

年の瀬に、

どうぞ皆さん、

この国の地理的条件を思い出して頂き、

備えて備えを重ねてこそ、

家族安泰の第1歩であることを

ご認識いただきたいのです。