丁寧な補綴を・


診療所の掃除機がけの最中に

弟子から電話が入りました。

どうした?

休みじゃねぇんかぃ?

新潟弁です。

どうやら、

先のブログでご紹介した根管充填のレントゲン写真について

私と話しがしたかったようですよ。

私は滅多にレントゲン写真をブログに掲載しません。

ソレは、

転写することで、

正確な画像が出ないからと云うよりは、

アナログ人間の私には、

フィルム写真であるレントゲン写真を、

わざわざデジタル化する手間が負担だからです。

珍しい私のレントゲン写真の披露に、

彼は喜んでくれました。

茶道は利休。

華道も利休の一輪挿し。

天麩羅は銀座近藤。

鮨は数寄屋橋次郎。

私は1点モノの王道を歩むのが流儀です。

根管充填のレントゲン写真所見では、

私なりの流儀ってモノがあります。

弟子は一瞬で、

判ってくれたようです。

で、

先生、隣の変な歯ナンですが、

どうされるんですか?

ホラ、来たっ!

不完全な根管拡大とスカスカの根管充填。

根尖歯周組織には炎症所見が認められますね。

この問題を解決することは容易いンです。

が、

出来損ないのメタル・ポスト!

クラウンが下手くそなのは、どうにかなります。

でも、

このポストはイケマセン!

虫歯も残ってますし、

修復治療の後に罹患した虫歯もありますね。

こういう雑な手当てって、

どういうモンナンでしょう。

弟子に、

そうだね!

こういう治療痕跡が1番嫌だね!