攻めの治療


昨年までの10年間ほどは、

根管治療は1日に1症例と、

決めていました。

ダイレクト・ボンディング修復治療を

1日に1症例と決めているのと同じです。

コレは、

創造性を保つ秘訣でもありました。

歯の彫刻を行う際に、

ついつい、

癖が出るんです。

私の【形】になってしまうんです。

毎回、

新鮮な気持ちで彫刻したいと思って、

ダイレクト・ボンディング修復は、

日を改めてと云うのが、

私自身の【戒め】でもあるんです。

根管治療については、

指先と肩を傷めないように。

私の身体を保持するために、

1日に1症例と決めていました。

それほどまでに、

根管治療って、

神経を研ぎ澄ませる繊細さと、

全身を使っての治療なんです。

が、

昨今、

根管治療の患者さんの多い事に戸惑っています。

私の診療所は高松インプラントセンターとして稼動しています。

ですから、

毎日がインプラント治療です。

しかし、

根管治療を精魂込めて行えば、

保存デキる歯は、

徹底的に保存するのが歯科医師の務めです。

初診にて、

他医院にてインプラント治療を奨めラれましたと云う

歯の・ほとんどが、

まだまだ残せる歯である事を観ては、

1日1症例と云う事が出来なくなりました。

ソレと、

自分の体調管理に

自信を持ったからかもしれません。

圧倒的な体力のつけ方、

日々のストレスへの処し方、

などなど。

平成の終わりを、

自分自身の脱皮の時期として受け取り、

苦心惨憺の想いと、

知恵を搾って、

工夫し、

試行錯誤して、

自分変革に挑んだのです。

この模様は、

親友でもあります、

日本歯科大学の藤井学部長は

側近で観て下さっていたので、

私のプロとしての所作を

評価して下さっていると思います。

私は歯科医師です。

それも、

本当に歯で困った時の歯科医院の責任者です。

その自覚を覚悟できましたのは、

間違いなく、

藤井学部長のお陰だと思います。

私は・まだまだ働きますよ。

男の働き盛りです。

まだまだ20年は、

グイグイ上昇気流に乗りますよ。

今日は難症例の根管治療が3症例。

普通の根管治療をする積もりは全くありません。

【考える】根管治療で、

攻めるつもりです。