歯根破折

歯の根が折れる。

ほぼ神経を採った歯です。

だからこそ、

最初に、

神経を採る際に、

診察させて頂きたいのです。

最近、

本気で歯を治したいから、

勇気を出してきました。

そういう患者さんが増えています。

時代は変わったたと。

今までは、

どうしようもなくて、

噂には聞いていたけれど、

にっちもさっちもイカナくなって、

探し当てたと云う患者さん。

みんな薄々、

気がついたンだと思います。

ソレにしても、

歯根破折の症例って多いのですよ。

神経を採っても、

防ぐ手当ては、

沢山在りますのに。

折れちまっては遅いのです。

早めに、

よく考えて欲しいですね。

要は心の持ちよう

昨日、

インプラントの手術を終えた患者さんから

言われました。

先生は毎日、

このような手術をしてるんですか?

種類の差こそあれ、

歯周病の手術、

マイクロスコープを使った根管の手術、

審美歯周手術、

インプラント外科、

埋伏歯の抜歯から

折れた歯の根の抜歯、

などなど。

手術は毎日です。

診療室とは別の

外来手術室の空く日はありません。

そんな事を申し上げますと、

神経が張りつめて大変ですねと。

でも、

一般歯科治療においても、

私の神経は張りつめています。

治療に差はありません。

丁寧な手当ては、

する側の私が、

張りつめていませんと。

私自身は苦になっていません。

歯の治療は楽しいですから。

私も父ナンです

仕事の最中、

期末試験期間中の娘が、

診療所へと帰ってきました。

私の顔を見るなり、

パパ、歴史は完璧っ!

満面笑みの娘に、

ホッと、

胸をなで下ろす私です。

よしっ、

今日はフレミングの法則の復習するか!

 

金属修復

活きた歯の修復治療には、

ダイレクト・ボンディング修復治療を

第1の選択としています。

しかし、

素材の特性から、

あまりにも大きな噛む力が掛かる症例には、

不適応となります。

素材が割れるからです。

この患者さんの虫歯治療には、

ゴールド修復治療を選択しました。

修復歯の前方隣の歯は、

インプラント治療です。

著名な歯科医師が治療しています。

インプラントの修復には、

メタル・ボンド・クラウン修復がなされています。

セラミックは磨り減り、

内部の金属が露出しています。

インプラント周囲の骨も、

インプラントの全長の3分の1程度、

溶けています。

20年経過のインプラント治療です。

私は、この歯科医師の優れた技術を知っています。

この歯科医師のインプラント治療に対する配慮に

敬意を払っています。

ですから、

治療を引き継ぎ、

インプラント周囲の骨レベルの維持に努めてきました。

で、

今回の第1大臼歯の虫歯治療。

私の好きなダイレクト・ボンディング修復は控えて、

あえて、

ゴールド修復の持ち味を活かしたのです。

歯を削ったデザインです。

歯科保存学の父であるブラック博士のデザイン条件に則りました。

ゴールド修復です。

今日、

修復物を歯に装着しました。

次回、

修復物と歯の間の擦り合わせ作業です。

今、教育を受ける学生諸君には、

古典的治療かもしれません。

が、

古典的治療にこそ、

王道があるんですよ。

根管治療専門

歯科医師のホームページを閲覧すると、

マイクロスコープ、

インプラント、

根管治療、

神経を採らないクスリで治す治療、

噛み合わせ治療、

などなど。

何が専門だかサッパリ判りませんね。

で、

トドメが○○治療専門医なんだそうな

根管治療専門医って、

よく目にします。

根管治療を守備範囲とする

歯科保存学の大学院博士課程を修了した私ですが、

恐れ多くて、

根管治療専門医などと、

大それた台詞を言えません。

インプラント治療においても、

若い時分に、

多くの縁を頂いて、

その分野で沢山の雑巾がけして

今日に至っています。

私はインプラント治療のエキスパートである自負を持っています。

でも、

インプラント至上主義者ではありません。

ブリッジも入れ歯も、

同等の大切な治療手法だと考えています。

ですから、

私は総合診療科の歯科医師だと思っています。

ただ、

根管治療専門医を名のるからには、

少なくとも、

大学院博士課程で歯科保存学を専攻した実績くらいは

最低条件だと考えています。

 

根管治療

初めて、

私の診療所で、

根管治療を受けた患者さんから、

言われる台詞。

今まで、

このような治療を受けたことは・ありません。

で、

私が必ずと言って良いほど、

患者さんにお見せするモノ。

昭和56年・日本歯科大学入学の私の

根管治療の教科書です。

表装も頁もボロボロになり、

行間イッパイに書き込みしています。

他人にはおもしろ・可笑しく、

学生時代の悪さを吹聴します。

イッパイ遊びました。

でも、

今だから申し上げられるのですが、

イッパイ勉強も・しました。

だって私は、

良い歯医者になりたかったですから。

で、

教科書の頁を開いて、

初っぱな・お見せするのです。

根管の解剖学的な形態の複雑さと、

無菌的治療のラバーダム防湿です。

私の根管治療は、

基礎の基礎だと思っています。

治療しながら、

この根管はっ?

勘が働いた際に、

アレコレ仕掛けする。

その繰り返しです。

根管ほど・複雑な形と空間を知りません。

ですから、

ベストは尽くします。

それでも、

まだまだ安心できないのです。

 

想像力

小学生みたいに、

9時には床に就く習慣の私が、

期末試験期間中の娘に付き合って、

テーブルに並んで。

気がつけば0時を回っていました。

パパは仕事があるから先にと。

すると、

娘が私の床に入ってきました。

中学2年の娘が、

一緒に寝てくれると云う思いがけない行動に、

私の心は、

外気とは異なり、

暖かくなりました。

帰宅すると娘から、

パパ、明治維新がよく判らない!

教えて!と。

歴史が判らないって?

教科書を開いて、

コレはツマラナイ!

娘に言いました。

歴史上の人物、風景を

今に生きる人は誰も直接は知らないんだよ。

だったら?

ソレは、

想像力をたくましく。

自分の身を、

その時代に置き換えてみてご覧。

ソレと、歴史は川の流れのようなモノ。

必ず、

上流から下流へ、

そして海に広がってゆくモンだ。

明治維新は、

日本人が日本人たる自覚に目覚めた

大きな日本の転換期。

ダイナミックでドラマチックな躍動の時代です。

浪花節を唸るように、

活躍する人々を

面白おかしく。

その後、

テキストを解く娘は、

安堵したのでしょう。

普段、

歯学部に学ぶ学生諸君に対して、

私の好きな歯科医学を

ナンとか好きになって貰おうと、

コレからの時代を引き継ぐ後進たちに、

歯科医学こそ天職と感じて貰おうと、

私なりに工夫してきました。

そのような今の置かれた境遇が、

少しばかり役にたったのかもしれませんね。

インプラント症例数

電話にて、

インプラントメーカーに、

インプラントを発注したら、

先生ところは

ズッとインプラントの発注ペースが

そのままですね!

どうしてですか?

そんな台詞に、

私の方が?

私の中で、

インプラント、ブリッジ、入れ歯の

適応選択は結論が出ています。

歯を失った部分の修復治療に、

インプラントを第1選択してはいません。

でも、

インプラントの症例数が変わらないのは、

それだけ初診の患者さんが多いってことです。

が、

初診が多いって言っても、

全ての患者さんを、

お引き受けする訳ではありません。

私は器用に生きられませんから。

先日、

某歯科医院でお勤めの歯科助手のお嬢さんが、

履歴書を手にお越しになりました。

一目で、

良い人材だと。

で、

私は本気で申し上げたのです。

是非に、

歯科衛生士学校へと進学され、

歯科衛生士免許を取得なさいと。

私の診療所の自己都合からすれば、

即戦力として直ぐに欲しい方でした。

でも、

だからこそ、

進学をお勧めしたのです。

今、

自分が欲することを1番に優先するよりも、

目の前の方の

将来への一助と為すこと。

そのような考え方を

歯科医学から学びました。

私は広告をしてません。

電話帳にも載せてません。

でも、

患者さんは、

私を探して来てくださいます。

そのノウハウなどありません。

ただただ歯科医学が好きで・好きで。

その匂いが放たれているのかもしれませんね。

 

 

DNA

日曜日の昼下がり、

院長室で書き物をしています。

部屋の真ん中に置いたデスクの

向かい側の壁際の、

もう1つの机に向かって、

期末試験を明日からむかえる

中学2年の娘がテキストと格闘している様子を

時々、

眺めています。

少女から青春期への移行期の気配に、

しばしば当時の自分と重ねて観るのです。

エネルギー効率の悪い時代が、

当時の私だったと事後評価しています。

将来への不安と、

現状へのやるせなさ。

今の若い奴はと云う

大それた台詞など

私には言う資格はありません。

難しい症例を

次々と。

そういう今を

ありがたいことだと思っています。

で、

横の娘は、

近代の世界史と日本史。

理科は磁力と電気。

捻り鉢巻きで、

よくも3学期すべての範囲を

3日で仕上ようという

凄まじい度胸。

数日前に、

娘から教科書と参考書を

手渡されて、

頁を前に、

う~ん・と唸る私。

しかし単細胞なる私は、

仕事のあとに、

おもしろ・可笑しく解説し、

やっと娘は問題集に取り組む始末となった塩梅。

直前までギリギリ手をつけない質は、

間違いなく私のDNA由縁です。

かく言う私も、

急ぎ書き物を。

 

 

 

職人は職人を選ぶ

私の診療チェアーは、

ドイツのシロナ社製です。

シロナ社が名称変更する前のシーメンス社の時代から、

今の機種で、

何代目になるでしょうか。

私はシロナ社製の診療チェアーでなければ

満足できません。

ソレと、

私のチェアーの整備は、

何十年も同じエンジニアです。

私より少しばかり年少の彼を、

井上君、井上君と頼り、

完全に任せてきました。

彼も宮仕えの身。

全国主要都市を転勤しなければなりません。

東京、仙台、札幌、大阪と、

現在は広島勤務のようですが、

何処に勤務していても、

私の機械は井上君の整備を受けます。

シロナ社のご厚意に心から感謝申し上げます。

エンジニアの手当ての差はとても大きいのです。

プロのスポーツ選手の道具の手当ては、

専門の1人だけと云うのが常識ですよね。

私の機械も同じです。