日別アーカイブ: 2013年12月16日

懐かしい景色

 若かりし頃、
新潟で過ごした経験のある私にとって
新潟の地は
第二の故郷と云って良い程に
特別な感慨在る
特別な処である。

 遠く離れた
四国の高松市にて
住まいする様になって
時々に
新潟の風景を思い出す。

 特に信濃川に架かる萬代橋を
万代岸側よりオークラホテルを望む方角より
眺めたるを
私は最も好む。
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 新潟に暮らして居る頃に
無性に瀬戸の景色が
恋しい時があった。

 讃岐で育った愚息も
今は越後の雪を踏み締めながら
あの時の私の様に
此の景色を思い出している事であろう。

友とは善きもの

 先刻、
越後よりの旧友を
高松駅まで
見送った。

 二人して
大阪心斎橋のナチュラにて
イメチェンの挙に挑んだが
カットの技術は
流石に凄いと
得心しつつ
オーナーである後先生には
初老の男二人して
ヘアスタイルを変えた処で
歳が十五も二十も
若返る筈等も無いのだが、
両手を合わせて
お願いですから


若返らせて下さいと
無理強いした事を
反省しつつ
互いが互いの頭を眺めて
大笑いして仕舞った。

 私は自身の診療所を
同業の輩に
見せる事は無い。

 但し、
お世話になった師匠
旧友は例外である。

 

 

香川県高松市に暮らして

 当たり前の事には
感謝の気持ち等
涌く筈もないのが通常であろう。

 が、普遍を
そうでないとの
指摘を受けて初めて
嗚呼、そうなのかと
もう一度
日常を見つめ直す機会が在る
経験をする人は多いであろう。

 雪に閉ざされた
越後より旧友来たりて
冬でも
青い空と
波静かなる蒼い海、
そして穏やかなる陽射しにIMG_20131216_120059
恵まれた
青い国、四国
讃岐の国の都、
高松市を
見つめ直したる私である。