日別アーカイブ: 2013年12月18日

私が患者の立場になっての病院撰び

 私も人間であるから
風邪をひいたり
体調が優れない機会が在る。

 忙しさにかまけて
なかなか病院へは行けない。

 それでも
観念し、渋々病院へ
行く事になる破目となった時に
素人には先ず何処が良いのか
聞くことは無い。

 知り合いの医者数人に
先ずは評判を聞いてみて
その病院の玄関を覗いてみる。

 患者さんの脱いだ靴、
待ち合いのスリッパが
乱雑であれば
引き返す。

 この様な診療所は
スタッフ教育が為されて無く
目利きが行き届いていない。

 受け付けの対応は
最近の事であるから
何処も同じ様なもので
此れは余り当てには為らない。

 トイレの清掃状態は
ひとつの目安となる。

 診察室に入って
医師が優しいのと
技量の関係はないから
医師が嫌な人柄でなければ
これも余り重要視はしない。

 但し、治療器具の滅菌機械は
確りとチェックし、
使用する器具が
どの様な状態で出されるか
此処も更にチェックする。

 診療に行って
感染でもさせられたら
堪ったものではない。
又、この辺りは
医師の仕事に対する気構えが判る。

 で、最後は
医師の指を眺める。

 案外と器用な指を持つ医師は少ない。

 偏見かもしれないが
頭と指先は比例すると
私は思っている。

 但し、
この頭と云うのは
偏差値の事ではない。

 人間としての
頭の回転の事である。

 後は、
医師の仕事の段取りを
然り気無く見ていて
後は
全体の雰囲気で
医師の生まれ育ちが判る。

 卑しい心持ちの人でも
医師国家試験に合格すれば
医師となる。

 ホームページで
自画自賛が多く、
頁の数の多い処は
腕より
商人であるので
最初から行かない。
序に、
センスに欠けた処には
先ずもって
此方の気持ちを酌んで貰えないので
其れも
問題外である。

インプラント治療は危険な治療?

 私の友人である
香川こまちの山田氏は
流石に情報通で、
仕事柄、様々なものに
目を通している事に
驚かされる。

 毎月、雑誌を創ると言う作業は
これ程までに
四方八方に
アンテナを張り巡らせなければ
為らないのだろう。

 氏から
歯科に関連ある記事が
送られてくる機会が多い。

 先日、インプラント治療に於ける
医療裁判の記事がファクシミリで届いた。

 目を通し終り
被害をうけられた患者さんに対して
大変お気の毒な気持ちになった。

 インプラント治療に限らず
人の身体を預かる仕事に
事故はつきものである。

 故意でなくても
不慮の事故は生じ得る。

 想うに、
インプラント治療が
一般化する迄の
歯科医療は
余り危険な仕事が多くなかったので
歯科医師の側に
人の身体を預かる認識が
欠けていたのだろう。

 歯科医師である私が
この様に思わざる得ない程に
完成度の低い仕事に
遭遇する機会が多かった。

 愚鈍な位に
真面目に丁寧な仕事を
心掛けないと
患者さんにとって
良い治療は出来ない。

 ステップ.バイ.ステップを
的確に踏んだインプラント治療は
私は患者さんの為になる
良い治療だと確信している。

インプラント治療

 インプラント治療が此処まで
一般化するとは
四半世紀前には
考えてもいなかった。

 インプラント治療は
インプラント以外の
歯の状況が
インプラント治療の成否を左右する。

 丁寧な診査と
丁寧かつ的確な治療を
心掛けねば成るまい。