月別アーカイブ: 2014年12月

参った!

師走に入ってからの風邪で体力を消耗しました。

正月を新潟で過ごす積もりが、

雪の中を車で向かう自信もなく、

ひさびさに高松市で新年を迎える運びとなりました。

新潟の郷土料理である【のっぺ】を作りながら

ケーブルテレビで中村吉右衛門演じる忠臣蔵にカブリツキ!

なん十回も観ているのに、見せ場見せ場でオンオン泣いて

クタクタになりました。

疲れきってで、???

歯科衛生士の宮田君からの電話です。

ー 先生、自宅にいらっしゃいますか?近くまで来ています。少しお寄りして良いですか? ー

で、玄関を開けると宮田君とご母堂様が。

ー 手作りのお節料理です。召し上がって下さい ー

!!!

重箱に入った綺麗なお節料理です。

ありがたくて、ありがたくて、

またも胸が熱くなって泣いてしまいました。

今は新潟の岡先生の奥方からの新潟小千谷の蕎麦を啜りながら
このブログを認めています。

皆さんに支えられて感謝して日々を過ごしています。

皆さんのご期待に叶うように情熱の歯科医である努力をと再認識させられました。

あー!

終わったと思ったら、今度は片岡千恵蔵演じる忠臣蔵が。

また泣かすんかぃ!参った!

歯の不思議

スタッフの宮田君からの留守電が入っていました。

休みに入っているのにどうしたのだろう?
直ぐ電話をかけました。

この一月間、私は風邪で死んでました。

月の半ばは昼過ぎまで頑張って診療し、その後自宅で伏せっていました。

そんな私を観て、歯の痛みを我慢していたようです。
今年の診察の最終日に我慢に我慢を重ねていた宮田君の診察で
一年を締め括りました。

ー 我慢させて申しなけなかったね ー

ー で、どうだぃ? ー

と問診が始まり、

なにもしないでもズット奥歯が痛む!

冷たいモノ、熱いモノで凄く痛む!

噛んだら飛び上がる程に痛む!

で、

虫歯は無し。

歯茎の炎症所見も無。

噛み合わせの高さを診る薄い紙を噛んで貰うと、高さに異常は無。

???

チョン.チョン.チョン!

痛みで叫ぶその歯の噛み合わせ面を三ヵ所、すこーし10ミクロン程形を変えました。

で、お仕舞い。

今度は宮田君の方が???

ー これでいいんじゃ!宮田君 ー

本人は神経を採るモノと覚悟していた様でした。
が、あまりの簡単な処置に不安顔!

で、2日後のあの私への電話だった様です。

ー 先生、完治しました!全く痛くありません。不思議です、歯の調整 ー

ー そうかい、それは良かった! ー

いつも噛み合わせの調整で、何をチョコチョコ長い間やっとんネン!ほんまに凝り性やな!

横でそう思っているだろうと感じてました。

色々な検査結果では見えてこない隠れた原因は
歯の方で報せてくれます。

見えない処が見えるようには、毎日の積み重ねを大切に過ごすこと。

これで宮田君も歯の不思議を感じてくれることでしょう!

内心で、痛みが取れるのは当たり前じゃい!

と、良い結果で締め括り出来た一年でした。

新しいホームページは

dr-saegusa.com/ パソコン

dr-saegusa.com/sp/ スマートホン

で、暇な時に観て下さい。

ありがとうございました

今、今年の最後の手術が終わりホッとしています。

あと数人の診察が終わったら、
スタッフの宮田君の歯の治療で、締めくくります。

今年も新しい大勢の患者さんと知り合えました。

永年の患者さんも、相変わらず通って下ってありがとうございます。

どうぞ良い新年をお迎え下さい。

私の仕事

商家に生まれ育った私ですが、歯科医に憧れてこの道に入りました。

今でも歯科の世界に入った当時の嬉しさを忘れることはありません。

小さな小さな歯ですが、私にとっては無限に広がる宇宙の神秘に満ちた世界です。

無我夢中で、宇宙遊泳に楽しみ過ごせた幸運に感謝しています。

世の中のは、歯でのコンプレックスに悩む人が大勢居られることを実感します。

こんな私ですが、精一杯、努めることでお役にたてるのであれば、
どんな努力も惜しみません。

それが私の仕事です。

新しいもうう1つのホームページの完成は

今のホームページは、香川こまちの山田さんに創って頂きました。

香川を最もよく知る人としての氏のお陰で、地元の患者さんが随分と増えました。

ありがとうございます。

もう1つのホームページを創ろうと思い立ったのは、
私の患者自信の目線でホームページを創ったら面白いと思ったからでした。

本来は、私は自身の患者さんの名前など一切の情報を公開したことはありません。

しかしながら今回だけはご容赦頂きます。

これは、この方の仕事の成果であるからです。

多田真奈美さんです。

ありがとうございます。

26日の夜から公開します。

私のブログ

私は毎日、患者さんと向き合って過ごしてきました。

私の仕事に対する考え方は次のようなものです。

開業医ですから、患者さんからお金を頂いて暮らしています。
ありがとうの気持ちを忘れたことはありません。

治療に応じてお金を頂いて診療するだけのお付き合いをしたくはありません。

長く共に人生を楽しみ、哀しみ、喜びでありたいと思っています。

そう言う意味で、私は本当によい患者さんに恵まれています。

人の身体を与る医師は、裸で患者さんに向き合わねばなりません。

私は人徳者ではありません。

怒り、哀しみ、喜び、様々な感情や煩悩を持っています。

医師としての毎日の努力は惜しみません。
どの様な辛苦にも辛抱強く、技術の向上に努めて人生を終わらせる自信はあります。

でも、人としては悩みが絶ちません。

私の診療所へとお越しになられる患者さんも、私には裸で付き合って下さる様になったと、
時間の経過と共に感じて嬉しく思います。

私のブログは、患者さんを集める集客のためのモノではありません。

自分の身体を委せるに値する人であるかを観ていただくためのものです。

最近、こんなイベントがあったよ!
最近、美味しいモノを食べたよ!
的な、情報発信のためのモノではありません。

なんと赤裸々な!とのご意見が在るのも勿論、判っています。

私はプロの文士ではありませんが、

ある程度、オモシロ可笑しく描く技術は持ちあわせている積もりです。

何処から本当で、何処から創作上の描くがままの筆の為すままかは
色々考えて頂ける事があって、其れは其れで楽しいのではないでしょうか?

但し、描く徒然に、私の伝えたいメッセージは隠して埋め込んで居るつもりです。

私は二度の結婚を経験しています。

今の家人との毎日が平穏な訳ではありません。
夫婦は色々在りますよ。

キザな言い方ですみません。

大恋愛で一緒になりました。

一回り以上歳の下の家人です。

子供が一人増えた様なモノです。

私は、この毎日を一見、赤裸々、しかしながら現実と他人の実情を重ねて描き、
歯科医としての私ではなく、一人の昔堅気の職人の毎日として描いています。

私は今のこの国の現状を憂いています。

昔の鎖国の時代の人の行きようが好きです。

と言って、かた苦しい武家の社会ではありません。

江戸の下町に生きる町人の暮らしに、人間の美しさを感じています。

薄い壁の向こう側での咳き込む声も聴こえる長屋での暮らし。

街に暮らす人々が肩を寄せあい過ごす成りに憧れの気持ちを持つ者です。

情ある時代と思っています。

堅苦しい昨今、息が詰まります。

私の育った昭和も既に歴史の範疇に入ります。

この平成の時代に、昭和の匂いを遺して、患者さんに接したい、
そして最愛の家族とも時間を過ごしています。

この処を、私は特に大切に思って綴っています。

インプラントが一番って本当でしょうか?

昨日お越しになられた患者さんからも言われたのですが、他所の先生方はインプラントが一番で、
入れ歯は劣ると説明する傾向にあるようです。

私は、そうは思いません。

今朝の一番の患者さんは、部分入れ歯の治療です。

この部品入れ歯の治療と言うのは、難しいんですよ!

随分と長い間、私は部品入れ歯の治療を避けていました。
理由ですか?

心の中で、自信がなかったからです。

最近ですよ。

ようやく、部分的な入れ歯の処と残った歯のバランスが読めるようになったのは。

これが診えないと、噛んだ時に入れ歯がグッと沈んで、その力で、引っ掻けた歯に引き倒しの変な力が架かります。
で、入れ歯を入れて何年後かに、残った歯がグラグラしてきて、さぁオシマイ!

インプラントは骨に確りとくっついていますから、
上手くいったようにみえるんですけどね。

実際は、身体に無理を強いている場合が多いです。

昨日の患者さんも、そうでした。

歯科医が入れ歯を悪く云うなんて変ですよ。

親が何人か居る子供の何れかを劣っていると考えますか?

それぞれに特徴があるんです。

治療とは、その使い分けです。

そう言う意味で最近の歯科の風潮、嫌ですね!

丁寧に!

私は名医だとは絶対に口が裂けても言えません。

その様な自信もありませんし、思ったら其のときで終わりだと自分を戒めています。

巷のホームページ上には自称インプラントの名医の先生が大勢おられます。

私は精一杯だけで、後に考えることはありません。

このインプラントの業界で随分と長く、飯を食わせて頂いています。
情報のネットワークだけは広く、速くと、
情報源の皆様に感謝しています。

今日、初診でお越しになられた患者さんに使われているインプラントは、
通常私の使っているものとは違いました。

15年程前に少しの間、使った経験のあるインプラントでした。

使える部品も備蓄しています。

インプラントは歯ではありませんが、私にとっては可愛い子どもと同じです。

泣いているインプラント!

赤ん坊と同じで、オムツを代えて、ミルクを飲ませて、抱っこすれば必ず泣くのを止めるでしょう。

丁寧に!丁寧に!

某内科にて

あまりにも長引く風邪による体調不良に、流石の私でも不安になりました。

治療の最中の気合いが入っている時はいいんですが、
治療が終わるとふらつく始末。

発熱も今はありません。
喉が少し荒れている程度で、咳はありません。
食欲もあり、吐き気や下痢もありません。

との内容を、某内科の受付で伝えて待つこと1時間。

診療所へ人が出入りする度に、外気にブルッ!

検尿のために入ったトイレの便器の周囲には、散らした?溢した?標だらけ。

歯切れ良いテンポの医師は、

ー インフルエンザの検査を念のためにやっときましょう!それと咳止めの注射! ー

症状は2週間以上続いて今は平熱でインフルエンザ?アホか!

咳もないのに、何故、咳止め注射!

心で叫んでみたものの、怒るのもシンドイのでされるがままで。

鼻の奥に確りと突っ込まれた検査紙が陰性なのは当たり前!

待つこと1時間20分、チョロッと顔診て聴診器。
ピポパッで注射で、お大事に!

会計は速くて、しめて窓口会計は2080円でした。

これじゃ世間が医者に怒るわぃ!

スウェーデン&マルティナ社 プレミアム.インプラント

先月、初めてスウェーデン&マルティナ社のプレミアム.インプラントを使いました。

なかなか新しいインプラントには手をつけない私です。

長い間使っていたブローネマルク.インプラントからアストラテック.インプラントへと全面的にチェンジするのに8年もかかりました。

インプラント.システムには、それぞれクセがあります。

自分の手足のように使いこなすには少々時間を要します。

インプラントは特に経過を観なければ、良いシステムかどうかの判断は出来ません。

インプラントとアバットメントの間のスクリュウが緩み易いシステムもあれば、
長期になるとアバットメントと人工歯の微細な隙間から唾液が漏洩して、
独特の口臭を生じるシステムもありました。

メーカーの持ち込む文献などは、自社製品に都合の良いことを記載してあるのは当たり前なので、
観る価値もないものです。

研究論文についても、何処が出した研究かでも結果は大きく変わります。

色々、日頃から網を張って良い情報と悪い情報の判断力も大切です。

ゆっくりとジックリと、
このプレミアム.インプラントを評価したいと思います。

使いたいと思う構造は、このシステムは具備しています。

外科の感触は、使いこなし良い合格です。

が、インプラントの醍醐味はこれからです。

そのステップの都度にご報告します。