日別アーカイブ: 2014年12月15日

雪の新潟

新潟は凄まじい雪だそうです。

其処に暮らす人たちには、とてもお気の毒だと思いますが、
私も若い時分には、この雪国で暮らしました。

雪にザクッと脚が沈み、雪から引っこ抜くように又一歩、脚を前に進めての繰り返しで歩いたあの日を決して忘れません。

頬も髪も、吹き付ける雪で真っ白になって歩いたあの日を決して忘れません。

新潟の過酷な環境は、少なからず私の人間形成に影響を与えています。

故郷は語ることなし。

故郷は遠くに在りて想うもの。

などの、故郷を唱う詩がありますが、

この時に私の瞼に映るのは、雪深い新潟の景色です。

私の心は越後人の積もりです。

どうぞ新潟に暮らす方々、呉々も気を付けて、春を待って下さい。

時代は今は

風邪で体調を壊して、ほぼ2週間以上になります。

週末には快方に向かっていたのですが、昨日の朝から再び発熱が。

予定をキャンセルして、終日床に伏せっていました。

テレビは何処もかしこも選挙一色。

ケーブルテレビで時代劇でも、辛んどくて眺められなくても聴いていようと思い立ち、
そう言えば今日は、赤穂浪士の討ち入りの日であったから、
大石内蔵助でもやっているだろうと思きや、全くその気配が無いのに驚きました。

昔は師走の声を聞く頃になると、必ず忠臣蔵をやっていたもんです。

涙あり、感動ありの数々の見せ場に、子供心にも熱い想いを感じたものです。

上京した折りには、暫し高輪泉岳寺へと線香をあげに足を運ぶ私です。

門前に2件ほどの土産物屋がありますが、その店先の太鼓が目に入ると、
高らかなあのリズムの陣太鼓が鼓膜に思い出されます。

今は、義理や人情など流行らないのでしょう。

ー 時は元禄14年!小雪枚散る12月14日! ー

で、決って始まる忠臣蔵のない今日は寂しいものです。