日別アーカイブ: 2015年1月21日

患者さんにありがとう

50も過ぎると、自分がどれ程に多くの人に助けて頂き、これまでを過ごして来られたのかを実感します。

私に出来ることと云えば、仕事で精一杯努めさせて頂くことと、

忙しいと言えばキリがありませんので、

これまで以上に精一杯頑張らせて頂こうと思っています。

基本に忠実で、尚且つ最新の治療をいち早く取り入れながら、

患者さんを大切にしたいと思っています。

初めて治療に来られる方は、不思議と皆が口を手で隠そうとなさいます。

どうぞ決して恥かしいことはありません。

私にとっては、どんな状況にあっても大切な皆さん方のお口です。患者さんと
どうやったら綺麗に確りと治せるのか!しか考えていません。

プロとはそう言うモノです。

予約の合間でも何とかしますよ!

私のはや飯は、この様ななかで習慣となりました。

少しでも皆さんに、良くなって頂きたいと思っています。

その姿勢を、私の母校の学生諸君も観てくれているのでしょう。

未だに若い学生諸君からお声をかけられて気恥ずかしさもありますが、

まんざら悪い気持ちにはなりません。

今はお昼の12時になりました。

丁度、和歌山県からの患者さんがお越しになりました。

この方の義理兄、ご令嬢ともに歯医者さんです。

ご家族の勧めで遠方より治療に来ていただいてありがたいと思います。

今日も昼飯は抜きになるでしょう。

初心ということ

飽きもしないで暇さえあれば、徒然なるままに書棚から池波正太郎作品を手にとって目を通す私です。

どの作品も既になん十回となく読み込んでいます。

しかしながら、新鮮さ色褪せない池波ワールドに魅了されて10年程過ぎ去りました。

ー 私ども、芸術にたずさわる者は、仕事にスレてはならないとしみじみ、そう思う ー

ー 新しい仕事があるたびに、生まれて初めて、その仕事に立ち向かう気持ちを忘れないように、
  私はこれからも自分に言い聞かせては仕事に取り組む積もりだ ー

この大家の言葉は、いちいちモットモと、素直に私の心に染み入ってきます。

受験シーズンたけなわの今日この頃。

日本歯科大学の門を叩いた日の喜びと希望に胸を膨らませたのを忘れることはありません。

初めて患者さんの治療をした時の緊張感を忘れたことはありません。

ー 初心、ういういしさということは、取りも直さず、新鮮だということになるのだろう ー

この台詞をサラッと書けることに、池波ワールドの真骨頂があるのだろうと思うのです。