月別アーカイブ: 2015年4月

最近の傾向

最近の傾向として、私の診療所だけでしょうか?

もう駄目だ!と、

私の目からしても大変な状況にまで崩壊してしまう程のお口のなかの患者さんと

更に更に美しく!と言うリクエストの患者さんの

両極端な患者さんが増えています。

どちらも中途半端な技術では対応出来ません。

キチンと丁寧な手当てで、患者さんの満足は勿論のことながら、

技術屋としての、私の満足心も充たしたいと思います。

丁寧な治療

大きな手術が続いています。

骨のダメージの大きい症例ばかりです。

インプラントを入れるなどは、まだまだ先の事で、

インプラントを受け入れることの出来る環境を整えるための手術が続いています。

こうして粘膜を開いて骨を直接に眺めていると、

歯科の治療に於いて日常的に行われている治療、

特に神経を採った後の被せものやブリッジがキチンと出来ていないと

歯の根に揺する力で骨がズタズタになるのが良く判ります。

丁寧な治療こそが、身体に優しい治療であることを実感します。

ゴールデンウィークは神経がすり減ってしまいそうです。

私のたった1日の春休み

高松空港発羽田行きの朝の一番の便に娘達を搭乗させました。

当地では同級生の女医さんが、歯科大生のご令嬢と供にお迎えになので、

安心仕切って送り出しました。

今日と明日の終日は、ディズニーランドを満喫することでしょう。

で、私ですが、

空港から直接に診療所へと足が向いて、

ブログが終わったら、海外の文献を終日翻訳しようと思っています。

家事も、掃除も、何にもしたくない気分です。

と言って、なにかしたい訳ではありません。

テレビを観たい訳でもなく、当地に友人がいる訳でもなく、

結局は、いつものようにいぬ連れで、診療所へと来てしまいました。

普段は娘たちへ、これでも随分と気を遣っています。

父親ですから、当たり前ですが。

諸般の私の境遇を再認識するに、ヤッテランネェよ!と、叫びたくなる時もあります。

コツコツと自己の煩悩を封印して目標に向かって精進した経験のない人ほど、

不思議と自信過剰で強気なのはなぜでしょうか?

こんなことを考えながら1日をスタートするのは勿体無いので、

新鮮な歯科の文献に埋もれて今日を過ごそうと思います。

手術前

今朝は大きな手術が入っています。

昨夜も早めに床に入りました。

幼い娘たちも、その辺りはよく心得ているのだと思います。

大きな手術の前の日には、父親が努めて心を整える自分への手当てをするのを観て育っていますから。

いつものように起床して、

いつものように朝の準備をして、

いつものように娘達を学校へと送り出し、

いつものように診療所の準備を行います。

何十年も手術を執刀してきましたが、

毎回、緊張するのは相変わらずです。

俺がヤらなきゃ誰がする!と言う気持ちと、

失敗は許されないとの緊張感が交錯します。

患者さんにとっては、すべてを私に託す訳です。

だからこそ、日々、私たちは研鑽し、謙虚な気持ちで暮らすことが大切なのです。

歯科の治療に対するお願い

ひと昔前までは、

近い.速い.安い.優しい.痛くない.が歯医者繁昌の条件でした。

が、これ等と、治療成績の良否はまったく関係がないことに、多くの方々が気づき始めた様子です。

丁寧な治療は短時間で行えません。

プラモデルを作る際に、スピードを競う人が居るでしょうか?

価格も、両極端は困りますが、モノに見合った適正な価格と言うモノがあります。

使い捨ての利くものならばユニクロで十分だと思います。

が、身体の一部となり、そう簡単には交換出来ないモノに

安直な気持ちで選択すると、後で痛い目に遇うだけです。

優しいことと、なんでもハイハイと言いなりになることとは違います。

ヒトの身体の治療に際して、痛くないようにとの配慮と気遣い、技術は当たり前です。

が、痛くないようにに重きを置きすぎての、消極的な治療は本筋とは言えません。

一方的な見方、捉え方ほど危険極まりないことはありません。

歯科の治療は、とかく簡単で軽く捉えられますが、

患者さんにおかれましては、どうぞ十分なるご判断をと願う次第です。

一般的世間とは対称的的に

ゴールデンウィーク到来です。

何処もかしこも、ご家族連れで混みあう風景を目にします。

我が家では、娘たちはジュニアパイロットにて東京へ。

東京都にて開業の同級生が、わざわざ娘達を泊まりでディズニーランドへ連れて行って下さることになりました。

学校にはキチンと?ずる休みの報告をして許可を頂きました。

ディズニーランド.ホテルに泊まって、どんな休暇を過ごすのでしょうか?

普段、パパの支えに必死に頑張っている姿に接した、私の同級生から娘たちへのプレゼントです。

本当にありがとうございます。

また娘たちへも、いつもありがとうとの感謝で送り出します。

で、私ですか?

ゴールデンウィークの間は、手術三昧の三枝デンタルオフィスです。

大きな手術を受ける患者さんは、こういう長い休みの時期を希望されます。

連日、特に大きな手術が数日は続きます。

目の前に、手術を受ける患者さんの資料が山積みの状態です。

歯科保存学は歯学の王道である

いま、新患の方の診察を終えました。

現在、歯科衛生士の宮田君が歯磨きの仕方について、患者さんとヤリトリしています。

それにしても、抜かなくて良いと思える歯を抜いてインプラントを勧められる方が多いのに

腹がたつのを通り越して、

最近では、歯科の教育に於いて医療倫理を採り入れねばと

真剣に考えています。

丁寧な手当てこそが、身体を守ります。

あえて言わせて頂きます。

この地方の歯科医から、インプラント治療に於いて私に云々言える方が居られたら

私は直接、対峙しても構いませんが、そんな度胸のある歯科医は居られんと思います。

私はインプラント治療を主に生計を経てています。

が、しなくても良いインプラント治療、しない方が良いと思われるインプラント治療、

丁寧な手当てでご自身の歯が残せるのならば、

絶対に歯を抜きませんし、抜いてはならないと

長い間、患者さんと過ごしてきました。

インプラント治療は本当に良い治療のひとつですが、

歯を残す歯科保存学こそが、歯学の王道であると

この頃、本に実感するのです。

可愛らしさと聡明さ

ー ねぇねぇ三枝君!~でしょう?で、~でしょう?で、~でしょう? ー

私の幼馴染みの女性が、ご亭主の欠点をあげつらえて、私に確認してきます。

すべて私の幼馴染みの理に叶っています。

私も、このご亭主の立場に立たされた気持ちになって具の寝も出ません。

気がつかないうちに、私がご亭主に成り代わって謝りそうになります。

この幼馴染みは美人ですし、私らには可愛らしいお友だちですが、

損しているなと、ふと、感じてしまうのです。

幾つになっても、女性は本来の可愛らしさと言うモノがある方が

幸せになれるのにと、感じるのですが。

聡明な方であるのに勿体無いと想うのは私が変わっているからでしょうか?

男の世界

最近の朝のモーニングショーに於ける、我々男には肩身の狭い特集を

マトモに受けとめていたら、

日本中が、見かけに男女の差は在っても中身はすべて女性だらけになってしまうでしょう。

あぁ、この人、判っちゃいないな!

と、感じたら、ズルズルと後ろ足に間合いをとっていく術を

本来の男であれば身に付けています。

男と女が違うのは当たり前であって、

男のその辺りの勘所を、当然、女性は理解出来ませんから、

相手の男と自分の物差しとの違いをツツイテきます。

アタラレル前に、ユックリと逃げの態勢を採るのが賢明だと

これに悟りを得るには、相当な修行を要するでしょう。

男の逃げの態勢に気づかない女性は、

その方の性格にも依りますが、

益々攻撃の手を強めて来るか、野暮にも確認してくる場合もあります。

こう言う場合には、ズルズルではなく一気に逃げる!

あるいは、ひたすら沈黙の石になる。

これでも判らない阿呆に対しては、

初めてガブリ!と、喉元を噛みちぎり、男の本能を剥き出しにすればよいのだと。

男の世界では、常に相手の強さなり経験値なりを双方が見計らっています。

それで双方が共感するか、服従するか、支配されるか、競合するか、

もっと酷い場合には相剋するか。

男は、幼い頃から若い時分には、それこそ殴りあいの喧嘩くらいした方が良いと思いますよ。

私のブログでの私見に対して、結構と多くの問い合わせがあって驚いたもんですから。

あんまり深くテレビの特集なんかに振り回されない方が良いと思いますが。

私も、もうこの歳ですから、私は自分の流儀は変えません。

そりゃ、もっともっと自己成長したいとは願っていますから、

自然と変化はしていくかもしれませんが。

テレビでの女性の云う理想的な男なぞ、私は見たことがありません。

少なくても仕事の出来る男の中には、

理にかなった男は居らんと思いますが。

インプラントとブリッジの選択基準

最近の私の診療所への、初診の患者さんの来院状況としてハッキリしていることがあります。

他の歯科医院にて、インプラント治療を勧められて、

本当にインプラント治療がご自身の治療方法としてベストなのか!と悩んでが来院の動機です。

インターネットの普及によって、広く情報をいち速く手に入れることが出来ます。

インプラント治療についての、様々な講釈や自論に、頭を抱えたり、胸が悪くなることしばしばです。

インプラント治療には、治療のためのガイドラインと治療のプロトコールが定義されています。

科学の進歩により、それらはその都度に更新されていきますが、

現状のガイドラインとプロトコールの厳守は、医療人の責務です。

私の診療所でのインプラント治療のガイドラインとプロトコールは、

スカンジナビア学派とアメリカ歯周病学会のものに準じて行っています。

その対象外と、ブリッジ治療の方が遥かに患者さんのためになると診断したときには

私は躊躇なくブリッジ治療を選択しています。

歯のないところに、単にインプラント、ブリッジ、入れ歯の長所と欠点をあげつらえて

インプラント治療へと誘導するようなカウンセリングは

物販における勧誘と同じで、

人の身体をお預りする医療人の心得としては、

最も慎むべきことと思います。

皆さんは、どのようにお考えになるでしょうか?