日別アーカイブ: 2015年7月16日

治療方法の説明

新しい患者さんへの治療方法は、何度か来院して頂いてから

私自身の口で、治療計画書と費用を記載した書面を前に説明しています。

難しい症例ほど、治療方法を決めるのに時間がかかります。

最近は、私より若い方が随分と多くお越しになられます。

これは私が年々、歳をとっているので当たり前なのでしょうが、

この方たちが、私の年齢になられた時には既に私は死んでしまっていると思うと、

余計に責任を感じて、アレコレ思案して、

更に慎重にならざるを得ないのです。

次の世代の歯科医の目に触れても、誠実で確かな結果を遺さねばと。

私の精一杯の言葉での説明を、横でスタッフに聞かせるようにしています。

と言うのは、もっと簡単に判りやすく説明が出来るのであれば、

後からスタッフに補足させるためであり、

また、患者さんが私には聞きにくいことがあれば、遠慮なくスタッフに聞けるようにとの

私なりの考えからです。

私は、治療方法の説明は、治療を行う医者自身の口で説明すべきとの考えを採る者です。

ですから、最近流行りの治療コンシェルジュ?治療コーディネーター?治療マネージャー?

なんやねん!それは?との、立場を採る者です。

側で観るのと、自分でするのとは大きく違います。

見よう見まねと、長い期間の経過を経験するは大きく違います。

医療行為は、かけがえのない大切な患者さんの身体を触れることで成り立ちます。

入り口の処から、他人委せには、私は全く理解できません。

少なくとも私の診療所の基本的な姿勢であります。

白衣

連日、県外からお越しになる方の対応でドタバタした数日を過ごしていましたが、

昨夜遅くに帰宅するがてら、穏やかな夜空に輝く星にホッと一息ついたのですが、

今朝はうって変わって台風到来を予想させるほどの空模様に

警戒心がメラメラと沸き上がり、

早速に、庭の植木ばちや自転車を寝かせてなどの備えに時間をとられて

何時もより出勤の遅れた私です。

今朝から、スタッフが白衣を着用したようです。

出勤したる私に、照れ臭そうに白衣姿を見せにくるスタッフに、

娘に対する心持ちのような想いで、その姿を眺めました。

こういう時に一言、誉める台詞でもスルッと口から出でる方がウケが良いのでしょうが、

元来、照れ屋の私です。

ー はい ー

で、お仕舞い。

最近になって白衣を着用するようになった私ですが、

皆と同じ所作を嫌うへそ曲がりな私は、

診察室で患者さんの顔を拝見してから白衣を羽織り、

で、お一人治療が終われば、再びに患者さんの前で白衣を脱ぐようにしています。

治療は私にとっても患者さんにとっても、大切な大切な手当てですから、

始まりと終わりのケジメをキチンととの気構えの形は

こういう所作であろうと思った訳です。

結構、ヘンコなんです、私は。