日別アーカイブ: 2015年8月20日

職人のあや

回転スシではない、カウンターだけの静かな鮨屋へ幼児連れで行って、

駄々をこねだした幼児に、

ー お子さまランチを作って頂戴 ー

と、母親が言ったらどうなるでしょう?

タカが鮨屋と想って居られる方も居るでしょう。

が、鮨に命をかけた職人も居られます。

来て頂く以上は、お客に対して自身のコダワリの手間隙、下準備は口にこそ出さなくても、

確りと丁寧にしているモノです。

この手合いの鮨屋にて、どのくらいの時間で準備出来るんだ?と、聞くお客を

私はまったく理解出来ません。

私が店の親父であったなら、即座につまみ出すでしょう。

昔、患者として来た麻酔科の医者が私にこう言いました。

ー 歯なんか無くても‥‥‥ー

その時の私ですか?

大人気ありませんが、

ー それなら全部抜いたらどうです! どうぞ他所で! ー

私ら職人は、その辺のもんとは違いますから。