日別アーカイブ: 2015年10月25日

定め

明日からは通常の通りでの診療を再開します。

うちに帰ってから昼寝でもと決め込んでいたのですが甘かった!

平蔵は喜んで喜んで飛び回り、マリリンはすり寄ってくるわ、

ラッシーはお腹を擦り付けて来るわで、

いい年こいた大人が、なししよるん?と、思わんばかりに、

犬たちとじゃれあって、

で、娘たちと新喜劇を観たり。

新潟での滞在は1週ほど在れば堪能出来るのですが。

今回は、人情横丁の魚屋さんへは、開店前で寄れず仕舞い。

倅と新潟で暮らしていたキャバリアのアール君もなんとか持ちこたえた模様で、

信濃川沿いから横丁へと回り、白龍大権現様の祠への何時もの道順での散歩しながらの道すがら、

この辺りはアール君が決まってオシッコをしていたっけと、思い出し

もう一度、アール君に新潟を見せてやりたいと思いながら、

アール君を風呂で洗ってやったりと、

私にはジッと出来ない定めがあるのかもと。DSC_0066

日本3大銘菓

武者小路派の手習いを始めた娘たち。

行儀作法よりも、和菓子の名前の手習いかと思うほどに。

お師匠様をとお願いした私の長い間の患者さんである○○さんが、

インプラントばかりになった訳に府に落ちたる私です。

なんでも日本3大銘菓というモノがあるそうな。

で、新潟の【越ノ雪】も、その内のひとつである事を知ったる娘たちは

この地が身近な場所柄であるので、早速にお師匠への土産にと約束した次第。

そう言えば、そんな菓子もあったなと、

毎日の慌ただしい生活に追われる年月は、

どうしても、それなる銘菓を思い出せず、

早速、古町の百貨店へと足を運んだのです。

う~ん?どのような味であったかと、

小さな四角い和紙の包みを開いて、

角砂糖のような、でも脆そうで、口のなかで直ぐに溶けてしまいそうな、

不思議な菓子だと、恐る恐る‥。

あぁ!思い出した懐かしい味でありました。

越後新潟と讃岐高松との接点など在ろう筈はないと思い込んでおりました。

が、以外や以外!

この銘菓は讃岐の和三盆から造られているとのこと。

嬉しい気持ちを感じながら、

もうひとつと、包みを開いていた私です。DSC_0072

決まりごとが身に染み込んで

昨日は、朝の10時からの一番最初の患者さんの予約ギリギリに都内の某歯科医院に飛び込みました。

駅前の立ち食い蕎麦屋で、ササッと済ませ、今日は大変な1日になるだろうと想いつつ。

お洒落な街のお洒落な診療所でした。

先生も若い、スタッフも若い、新鮮な空気流れる、

あぁ、こういう人達が此からの歯科を創っていくんだろうと、安堵したのです。

で、メスを置いたのは5時はまわっていたでしょう。

次から次へと患者さんの手当てに夢中で、

眼は霞むは、腰は痛いは、腕は肩は張るはで、

腹をくくっての、1日でありました。

夜は、私にしてみれば珍しく、この若い先生の好意に甘えて

夕食をご馳されました。

歳をとった私には随分と気を使ってくれているのが判ります。

私も昔、巨星たちから同じように可愛がられました。

技術は、こうやって同じ匂いを持つ人間に継承されて行くもんです。

若い院長先生と若いスタッフたちとのワイワイとの会話を眺めながら、

楽しい夜は更けて行きました。

ホテルに入るや否や、バタンキューで、

それでも悲しいかな。

何時ものように、何時もの時間に目覚めて、

歯医者という職人は、決まりごとが身体に染み込んでいるんだと思います。