日別アーカイブ: 2015年12月4日

医学の使命

曾て、私が大学院に在籍していた頃の教官であった当時の準教授の山口先生と

ひょんな事から、新しい研究をご一緒させて頂くことになりました。

既に今は退職されて居られる先生ですが、

臨床家バカの私と、基礎医学の研究者である生物学の岡準教授の間に入って

研究のコーディネートをお願いしています。

私の記述に所々、赤字で訂正筆を入れて頂き、

昔に還った新鮮な心持ちになりました。

ヤンチャ坊主の私と、真面目を絵に描いたような岡準教授の間で、

ご苦労されておられる事でしょう。

私にとっては、経験ない新分野での研究に

ワクワク気分で、

一番にお気の毒なのは岡準教授。

私や保存学講座で検討を加える前研究を全て託されておられますので。

私らの使命は、患者さんを減らすこと。

それが医学の使命です。

興味の種

日本歯科大学の歯学会の会報誌の中の連載で、

大野粛英先生の記事を楽しみに拝読しています。

【江戸時代の歯科事情】

歯を磨く習慣は、仏教と共にインドから中国、朝鮮を経て、552年頃にわが国に伝えられたそうです。

また、江戸時代の庶民は歯痛の際の治療として、

何が一番ポピュラーだったか?と言えば、

笑っちゃいますよ。

神仏に祈るだそうです。

当時には既に、口中医と入れ歯師と云う職業が在りました。

が、庶民には費用的には高値の華であったようです。

入れ歯師は、仏具師が商売代えをして出来たようです。

等々、私らの仕事に関わる歴史や由縁を知るのは、

とても面白いと感じるンですが、それは私だけでしょうか。

後悔しても

昨夜は、気がつけば犬たち皆が私のベッドで爆睡中!

ヤハリ寒いンでしょうね。

我が家には6匹の犬がいます。

犬屋敷と言って良いでしょう。

トイ・プードルのマリンちゃん。

キャバリアのアール爺さんとティアラちゃん。

ラフ.コリーのラーシーちゃん。

ゴールデン.リトリバーのマリリン。

セント.バーナードの平蔵。

平蔵は未だ1歳にもならぬのに、マリリンの3倍程の大きさまで成長しました。

皆がベッドを占領したら、私の眠る場所はありません。

で、娘の2段ベッドの上の段に潜り込み、

なんで50も過ぎて、こんな処で眠らにゃならん!と思いつつ、

朝、ベッドを見上げる並んだ犬たちに起こされ、

1日の過ぎるのが速いもんだと、

そうこうしながら、歳を重ねていくんだと思います。

今日も遅くまで手術です。

今も、オールセラミック.クラウンを1時間ほどかけて調整して、セットし終わった処です。

もうしばらくすると、インプラントのアバットメントのセットの患者さんが来られます。

患者さんの合間を縫っての、ブログを綴ったり、山のように積んだ研究論文のための参考文献に眼を通したり。

今の生活を高校生の時分にしていたならば、

モット他の人生を歩んでいたのかもと、

今更、後悔しても始まらないのですが、

歯医者が、これ程までに勉強せねばならないとは、

当の私でさえも判りませんでした。

イヤハヤ、受験生の諸君!

今のうちに勉強しておいた方が、身のためですよ。