日別アーカイブ: 2015年12月16日

私のブログ

歯科の営業の方々から頻繁に耳にする台詞。

ー 先生方の多くが、先生のブログをご覧になっているんですよ! ー

ほー!そうなんですか?

と、何時ものように飄々と返す私です。

私のブログは、

本来はうちの学生諸君への日々のメッセージとして始めたものです。

今では、若い先生方が大勢にご覧になって下さっているのは知っていました。

私は人格者ではありません。

大工に例えるならば、古典建築と工法を守る大工で居たいと、

常々、心に留めて器具を手にしてきました。

ですから、標準軸での綴りはしていません。

歯科の道に入って、折れそうだ!もう駄目だ!という、

歯科に真摯に向き合う人が

私でさえも、これ程に苦しんでいるのだから!と、

心の逃げ道になってくれて、

で、再び患者さんのための精進をと、

思い直して下さるキッカケとして、

何処から本当で、何処からが創作なのか

不思議な想いで眺めて下さるように心かけているんです。

想わぬ処から、

私のブログから、私の診療を受けにお越しになられる患者さんも

最近では大勢になりました。

ですから、初対面のような気持ちにはなりません。

私は私です。

他の歯科医院との競合などは、私は無関心です。

私がこの人から学びたいと欲す歯科医は、大勢いらっしゃいます。

私は、まだまだ吸収したいと欲しています。

と、同じように、

私に挑んで来いよ!と、

受けて立つ気概も失ってはいません。

幼い頃に剣術を学んでいた私は、

身体の小ささで悔しい想いを味わった思い出を忘れてはいません。

歯科道とは、剣術に通じると思っています。

私にとっての歯科とは、そういうモンです。

で、私のブログはその道に浸かった方へのメッセージでもあります。

新ジャンルへの挑戦                                  

歯列びの改善は、予防歯科的な観点からはもちろんのこと、

修復治療の予後を一層良いものにするためには、

大変に意義のある治療です。

私は、この分野の治療が必要と思われた際には、

兵庫県川西市にて開業の畑豊先生に矯正治療を依頼しています。

畑先生が現役の間は、安堵しています。

但し、成人の顎関節の正常な症例については、

来年からは症例を選んで、自ら治療を始める積もりです。

私の矯正治療は、CT画像からの画像処理にての情報処理にて進めるものです。

歯列びを綺麗に治そうと思う意識が強すぎて、

歯槽骨と歯の根の調和がとれない症例を

初診の患者さんを通じて大勢経験しました。

また、歯列びは一見綺麗に見えるのですが、

顎の関節の位置異常がある症例も大勢経験しました。

この顎関節の問題ある患者さんは、私には手に負えず、

畑先生でなければ無理だと思います。

インプラント治療におけるCT画像は、あくまでも参考程度に、

CTの画像処理の本領を発揮するのは、矯正治療だと考えています。

歯科保存学的な見地からと、噛み合わせ治療という

2つの私の強味からの歯列矯正治療を実践したいと準備中です。

旧友

大学時代の旧友と凡そ10年降りに、長く電話で話し込みました。

恐らく会ってみれば、互いの歳を老いた姿に驚くのでしょう。

が、電話とは実にありがたいものです。

20歳の年頃と全く変わらないママの私らが居ます。

ですから、他人には決して見せぬ自分を曝すことができるのでしょう。

同じ釜の飯を食った旧友は、この寒さのなか、暖まる一時でありました。