日別アーカイブ: 2016年1月29日

若い歯科医の先生方へ

私が母校での教壇に立ち既に8年が経ちました。

当時の新入生も既に、社会へと巣だって行きました。

学校での座学と現実の狭間で、苦しんでいる卒業生の歯医者さんや

その友人や同僚の先生方から、

しばしば連絡を頂く機会が増えました。

セッカチな私ですが、

若い歯医者さんへのアドバイスとして、

焦らない!

ジックリと目の前の患者さんをヨーク診ること!

今すぐに始めること!

毎度毎度、同じ台詞を申し上げています。

序でに、

歯科関連の商業雑誌は見ないで、論文を読むこと!

これは流行りに左右されない治療を学ぶ上で大切です。

で、歯型彫刻をすること!

歯の形態を身体に焼き付けるためには大切な習慣です。

連絡を頂いたら、必ず返信するか、電話するかを

心がけてきました。

そういう自分を省みて、

あぁ俺も歳とった!と、

しみじみ思うのです。

技術はイッペンには身に付きません。

ゆっくり、ゆっくりとで、良いと思います。

誠実な歯医者であることを

其れだけで充分だと思います。

 

高松インプラントセンター

【高松インプラントセンター】と表記して既に20年を過ぎました。

その様な訳で、インプラント治療に明け暮れた日々を過ごしています。

但し、誤解のないようにと申し上げたいのです。

私がインプラント治療を行うのは、

既に歯を喪失して居られる患者さんです。

厚生労働省からの統計的な報告によると、

歯を抜歯する原因の半数が【歯の破折】です。

意外でしょう?

私の診療所へ

セカンドオピニオン以上、転院希望でも費用心配!

って、お越しになられる患者さんが多いですが、

前の歯医者さんで

【抜歯しましょう】って宣告された症例の

殆んどは【歯は抜かなくて良い】モノです。

【歯科保存学】は進歩しています。

歯が折れても、

抜かなくても処置できる治療方法は在ります!

マイクロスコープを駆使した精密治療の恩恵です。

歯を抜くどころか、

【神経を抜く】治療も稀となりました。

【歯を残す】から【歯の神経を採らない】へと、

歯科治療は進歩を続けています。

従来通りの歯科治療は、

本当の意味での過去の遺物と言って良いでしょう。

しかしながら、歯を失ってインプラント治療を希望される患者さんは減りません。

【高松インプラントセンター】の仕事は減りませんが、

【歯の保存治療】の割合も

年々、増加しています。

【歯の保存】を【コンサーバティブ.デンティストリー】と言います。

数年先には

【高松インプラントセンター】から

【高松コンサーバティブ.デンティストリーセンター】へと

看板変えしようかな?と、

インプラントをするにしても、

【骨の保存】が大切です。

そういう意味で、コンサーバチティブな保存的歯科治療が大切です。

難しい治療の行き着く歯科医院

歯科技工士さんから

「先生ところの患者さんは、スゴい症例ばかりですね!」

と、しばしば。

そりゃそうだ。

大概は、ダイレクトボンディング修復で、

自分で治しますから。

が、難しい症例の宝庫であるのも事実です。

最近の初診の患者さんです。

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さぁ!どう料理するか!

コレが私の仕事の醍醐味です。

綺麗になりますよ!