日別アーカイブ: 2016年2月20日

専門の違い

今朝は、2度ほど診察させて頂いた患者さんからの

お礼のメールが届いていました。

この患者さんは県内のどちらかと言えば西の方の方でした。

インプラントが原因の副鼻腔炎で苦しまれておられました。

で、除去しようと被せモノを外して、

アバットメントを拝見し、

これは駄目だ!と。

この患者さんには、心臓に弁を装着されておられたので、

負荷をかけると、

心臓がヤバイぞ!と、

判断したのです。

勿論、患者さんの側では、

それほど重大だとは気づいておられませんでしたが。

直ぐに、

徳島大学口腔外科の宮本教授の携帯電話を鳴らし、

翌週、無理やり診察して頂き、

入院下での手術。

で、先日にやっと退院されたとのこと。

私はアメリカ製のハイドロキシアパタイトのインプラントは好みません。

炎症が生じると、

一気に拡がりますので。

最近、このような状況の患者さんが増えています。

高齢になり、

アチコチに疾患を持たれた患者さんに対しては、

各科の連係の採れる歯学部と医学部を併せ持つ大学病院へ

お願いすることが大切であると思っています。

患部だけ観ていれば、

その必要はありませんが。

若しもの緊急時には、

私らには限界がありますから。

私は、徳島大学の口腔外科の宮本教授の医師としての

能力を高く評価しています。

大学病院ですから、

高度な審美的な治療よりも、

全身疾患との関わる問題への対応が優れていなければなりません。

その様な意味で、

近県において、この宮本医師の果す役割に

心から感謝しています。

私のインプラント治療は【歯科保存学】に裏打ちされており、

宮本教授のインプラントは【口腔外科】に立脚されています。

同じインプラント治療でも、

専門分野の違いにおいて、

多少の差異が在ります。

が、既になんの学門的な根拠のないインプラント治療を

受けてしまった後の始末は、

後遺症を出来るだけ最小限にという配慮が寛容です。

変な処で、インプラント治療を受けないのが

最も大切ですが。

 

アルフェスタ

何を想ったのか?

「昔、父ちゃんのアルファロメオは格好良かったな!」

で、大いに喜んだ私です。

「で、どっち?」

クラシックカーが好きで、

所謂【段つき】モデル、

ジュリア1600GT 1969年モデルと、

1980年後半のスパイダーベローチェの2台のアルファロメオを所有していました。

女性には馬鹿げた話しかもしれません。

また、金に証したスーパーカーマニアには、

貧乏人のひがみ根性と言われるかもしれません。

が、旧いアルファロメオは美しい。

で、乗って楽しい車でした。

天候などのコンディションの変化によって

車に気を使い、

丁寧に、

車の方へ自分を合わせてヤらねばならないのが、

旧いアルファロメオです。

糞面倒な車です。

其れがアルファロメオの醍醐味でもあります。

冷静に考えると、

どれだけ馬鹿なことにお金を使ったのか!と。

其れが男と云う生き物なのでしょう。

で、息子の云う格好良かったアルファロメオは、

どうやらスパイダーのようでした。

「まぁ、車道楽も行き着いたら、アメ車のピックアップになるわな!」

と、

大いに喜んだ声で、息子に語りかけたのです。

これも男同士の阿呆な会話です。

徒然なるままに

今月の頭に上京した際に、

インフルエンザに感染してからと云うもの、

今日に至るまで、

悲惨な体調に苦しみました。

たかが感冒と舐めておりましたが、

体力は若い頃のようには決していかぬと、

自覚させられたのです。

私の体調案ずる患者さんから、

果物や健康飲料、食事を差し入れして頂き、

誠に感謝に耐えません。

患者さんの数を調整しながら、

体調の回復に努めています。

今朝は、焼き魚少々、豆腐の味噌汁に梅干ひとつで、

小さい茶碗にご飯を1膳ほど。

焼き魚に添えた大根おろしが、

食欲に灯火をとなったようです。

この処の悩みの種であった食欲不振が、

たかが大根おろしでと、

驚くと共に、

昔の人の知恵には、頭が下がります。

昨夜まで、

自宅にて世界史の教科書を手持ち無沙汰に眺めていました。

当たり前のように観ていた歴史の流れも、

丁寧に紐解いて観ると、

不条理の連続であると。

阿片戦争くだりにおいては、

その様な片手落ちの理屈が罷り通ることに

怒りを通り越し。

その時代、時代に於ける普通とは、

いったい何なのかと。

また今度は、国会議員の軽口で新聞紙上が賑わっています。

少しは口を慎め!と、

しかし民主党の議員らの執拗な追求も

冷めた眼でしか観られません。

あの人たちは、

国政を委せられたのに、

何も出来なかった無能な人達であり、

他人の足を引っ張る能力しかないことを

今だに披露していることに気づいていないのでしょうか。

私みたいな人間は、

本来、政治的発言は慎むべきなのですが、

今の状況に手を打たねば

若い人達が大変なことになると、

心配でなりません。

政治家の能力は、

国が栄えることの舵取りが大切であり、

他の少々のことは目を瞑ってやらないと、

窮屈で誰も政治家などには成りたがらないのでは?

まぁ、私が心配してもどうにもなりませんが。

自分の体調と仕事で精一杯ですのに。