日別アーカイブ: 2016年4月20日

私の悪評捜しの方へのメッセージ

「治療で上手くいかない時って無いのですか?」

若手の先生方から、時々に問われます。

「そんなのは毎日ありますよ!」

へぇ~!

失敗の連続じゃん!

と、受けとる方は、

地道に、

真面目に、

コツコツと、

自分を見つめて

これからの人生を悔い改めて

生きて下さい。

世の中に【完璧】なモノなど全くありません。

【欠けた】処を、

逃げずに認めて、

より良い方向へと日々を努力しなければなりません。

私の治療においても、

【イタラナサ】だけを見つけるようにしています。

ですから、仕事の後は精神的にキツいですよ。

また、

もう長い間、患者さんを診てきています。

【野性的勘】が、

何でもかんでも治療を受けると云う事を防止しています。

【匂い】がするんです。

この症例は、手を付けるンだったら、

治療する私も、

治療される患者さんも、

其なりの覚悟が要るぞ!と。

患者さん自身が自覚していない場合は、

私は診察しません。

患者さんが自覚して下さり、

一緒に頑張って下さった場合は、

コレは最終的には大いに喜んで頂き、

長い付き合いになる訳です。

ですから、

私は治療に関しては患者さんと揉めた機会はありません。

私から治療を断られた方は、

私の事は嫌いで、トンでもない奴だと思って居られるでしょう。

私は、それで構いません。

私が嫌なのは、

素人考えでの患者さんが一方的に決めた治療方法を、

医者たる私に、求めて来られる事です。

時々、居られます。

こう言う場所は、

ヤンワリと治療から逃げの姿勢に入ります。

私への批判が在るとするならば、

態度がデカい

( 最近の歯医者みたいに〇〇様とは言いません)

治療費用が高い

(ボッタクリだったら、これほど長い間、営業出来ていません)

見た目が派手

(産まれて育った環境がそうしたので)

女房が若い

(モテたんで仕方がないが、其れは其れで大変)

バツイチ

(コレは、そういう運命であったと)

まぁ、悪口なんて、

当の本人たる私の耳には瞬時に入るモンですし、

ホウホウと、

上手く言うもんだと感心しています。

ただ救いは、

【腕が悪い】とは、

全くなかった、無い事でしょう。

 

【噛み合わせの治療】の基本

家を新築する際に、

平面図を見て、

アレコレと想像を膨らませて!

で、

手直しを設計の先生にお願いしつつ、

内装やキッチンなどの設備を選び、

最後には、工務店から示された

立体的な縮小モデルを前に

ドンドン、イメージが具体的へと!

そんな経験在るでしょう?

私の歯の治療でも、同じです。

口の中の検査。

レントゲンでの検査。

血液での検査。

模型での検査。

顎運動の検査。

その上で、

最後の局面において、

【診断用ワックスアップ】と云う作業を行います。

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【噛み合わせ】を再現する器機に

患者さんの模型を装着して、

多くの検査結果を重ね合わせ、

噛み合わせに不足な部分にワックスを盛り足して、

DSC_0213

歯の形態の悪い部分は、ワックスにて修正し、

【安定した噛み合わせ】と【清掃性のよい形】を

模型の上で、

先ずは試しに【模型での治療シュミレーション】を

行っています。

DSC_0214

それを【仮歯】に変えて、

先ずは口腔内へと。

結構と、

歯の治療のスタンダードって、

面倒なのです。

私の診療所へお越しになり始めた患者さんは、

みんなビックリされてます。

今まで、

こんな事されてない!

治療全般で、

そう言われます。

この【診断用ワックスアップ】も

【擬き】も多いですが、

私の30年が凝縮されています。