日別アーカイブ: 2016年4月22日

人体組織に優しい【マイクロスコープ根管治療】

朝一番の患者さんは、

【マイクロスコープ】を使った【根管治療】でした。

患者さんは、ビックリされてましたよ。

【ラバーダム防湿】が本当に出てきて、

ささっと、

【治療環境】が整い、

上から大きな【マイクロスコープ】が覆い被さってきて。

で、

【先生が歯の根のサキッポの孔を触っていたのは判った!」

との事です。

ご当人は、

【無菌的な治療】

【根のサキッポまでの組織に優しい治療】

を、実感されてようです。

私ですか?

レントゲンの現像が仕上がるまで、

診療室階下の院長室までの廊下を

DSC_0224

絵を横目で眺めながら歩き、

で、

自室で一服しながら、

このブログです。

マイクロスコープを使った根管治療での【イカサマ】撃退法

マイクロスコープを使った根管治療は、

私ら【歯科保存学】を専攻した人間からして観れば【朗報】です。

なんせ視たい部分が見ることができないのが【根管治療】ですから。

但し、私ら専攻家が見えないとボヤイテいるのは、

神経の入り口部分ではありません。

そのズッと奥深く、

神経の入っている根の中を貫いている、

その先端部の事です。

マイクロスコープが無ければ、

この先端部は絶対に見えませんが、

マイクロスコープがあっても、

普通は見えません。

特に治療の最中は、

細い管の中に器具が入りますので、

それが管の中の容積の大半を占めるし、

視野のジャマになって、

肝腎の神経の先端部は、

絶対に見えません。

【マイクロスコープをのぞくフリして、通常の根の治療と同じ手順でヤったな!】

と、瞬時に診断できるレントゲン写真を

今までどれだけ多く、見せられたことか!

患者さんへカッコいい処をアピールしたい!

のも、よーく判ります。

でもね、

根管治療で最も大切な要は、

極論すれば、

【先端部を完全に封鎖すること】ですよね!

肝腎の処を【診ながらでの手当て】しないで、

これではマイクロスコープを使う意味がありませんよ。

では、どうやって?

プロなら自分で苦労して、

出来るようになりなさい!