日別アーカイブ: 2016年5月17日

奥歯のダイレクトボンディング修復

さぁ、今から岡山市からの患者さんの【ダイレクトボンディング修復】です。

部位は、下顎の奥歯です。

生きている歯ですが、

適合の悪い古い修復物を外して、

虫歯を除去したならば、

ほとんど歯の概形は残りません。

通常、オールセラミック冠を被せるんでしょうが、

冠を確りと保持できる健康な歯質は、

もう残っていません。

大概は、この様な時には【便宜抜髄】と言って神経を採って

差し歯にするんでしょうが。

私は【保存学 】の専攻です。

ダイレクトボンディング修復で、

噛み心地良い、見映え良い

修復をしてご覧にいれましょう。

で、

ブログを中断し治療を。

今、終わりました。

DSC_0251

スマートフォンのカメラで撮影した画像なので、

近接出来ません。

照明具合もイマイチですが、

実際は綺麗ですよ。

私はオールセラミック冠よりも、

ダイレクトボンディング修復が好きです。

企業努力

初診でいきなり【直前キャンセル】。

電話口から急病だと聞かされると、

まぁ、他の理由であっても此方としては

何とも言えませんが。

若い時分だったら、腹がたってましたね。

私は同じ時間帯に複数の予約患者さんを入れませんので。

だって嫌でしょう。

治療したと思ったら、

先生は隣の患者さんへ。

で、

また舞い戻って来てチョロチョロと診療されるの【繰り返し】。

私は患者さんが大切です。

ですから、お一人お一人時間をずらせて予約をいれていました。

丁寧に、お一人に専念して治療して差し上げることが

私の患者さんへの【最低限の誠意】だと思っていますから。

ですから直前キャンセルされたら、

その時間帯は、私は何もすることがありません。

患者さんを重ねて予約を入れていたならば、

そんな事も無いでしょうが。

でもね、

私は丸くなりました。

そんな時は、溜まったデスクワークに専念できると。

相手がどうであれ、

私は紳士で在りたいと。

向こうにも向こうの都合が在るんだろうてな具合です。

初めての歯医者だから、ビビってんだろう!てな具合です。

ただこれは3回までです。

どんなお金持ちの患者さんであっても

3回無断で予約を直前キャンセルした際は、

私の診療所の扉が二度と開くことはありません。

他の患者さんにご迷惑がかかりますし、

診療ごとに、それぞれ前以ての用意、準備があります。

それにはコストがかかっています。

また、この様な方はルーズな方です。

自己管理の出来ない方は、

自己管理の出来ない方とグループを造ります。

【類は類を呼ぶ】です。

ですから、私の診療所の患者さんはキチンとした方ばかりと、

世間では言われている由縁です。

丸くなったと言われる私ですが、

ソレは怒りを見せないだけで、

それなりの評価は確りとしています。

私の診療所が、其れなりに業界での高い評価を頂いているには、

それなりの努力してるってもんです。

 

ヤンチャ坊主二人

先のブログの山口隆司先生と私は、

昔から現在に至っても、

ヤンチャ坊主である処は変わっていないようです。

まぁ、よく女性からはモテたんです。

どうしてか?は判りません。

少々、度が過ぎたと、

今は反省すると共に、

その体力、気力が懐かしい。

当時の私が大学を去った訳は、

現在も尾ひれが付いて語り継がれています。

大学に戻れるまでに

20年もかかりました。

学部長と教務部長である藤井教授からは、

「先生、大人しくして下さいよ。学生の手本にね!」

と、確りと釘を指されて、

私は現在では、修行僧のような気持ちで居ります。

山口隆司先生も、

この方は【格の違い】を感じるほどに女性にモテました。

結局、二人とも好好爺になったんでしょう。

歯科が好きなんでしょうね。

後は母校愛。

コレは他校出身者には判らないでしょう。

残った僅かの時間を大切に過ごしたいと。

そういう気持ちで、大学の構内に足を踏み入れる私たちです。

が、

時々にはヤハリ、

「三枝先生、山口先生、ダメじゃないですか!」

と、藤井教授からのお叱りを受けるのです。

 

 

懐かしいでしょう?

この処、新潟市から

私の大学院時代の恩師である山口隆司 元日本歯科大学助教授が

頻繁に、私の診療所へお越しになられます。

で、

私が診療している間、先生はこの通り。

院長室でゴソゴソして居られます。

日本歯科大学で当時を過ごされた皆さん!

どうですか?

懐かしいお姿でしょう?

DSC_0180

でも、

お気づきになられましたよね!

先生も歳をとった。

小泉純一郎 元首相みたいでしょう?

当時は相当に女性を泣かせた先生ですが、

今は当時の面影はありません。

信用出来ない?

いいや、コレは私が補償しましょう。

診療が終わって夕食へと出かけ、

で、

昔だったら【カナディアンクラブのソーダ割り】が定番の先生でしたが、

今は、

【焼酎の烏龍割り】

どうですか?

もう、お爺ちゃんですね。

で、8時半になったら、

「三枝、ホテルに帰る。寝る。」

信用出来ないでしょう?

でもね、

翌朝、お会いすると、

キチンと昨日の研究内容や仕事の膨大な資料は

完全に先生の頭の中で消化済みなのです。

聞けば、

私と同じです。

早く寝る。

で、

夜中に起きて、文献を読む。

ただ私との違いは、

相変わらず、頭は切れる。

そんな懐かしいワンショットです。

三枝デンタルオフィスの【流儀】

私も一開業医ですから、

患者さんからの診療報酬を頂いて生業をたてている訳です。

言い方が適切ではないかもしれませんが、

診療が私の商売とも言えます。

しかしながら、

人の大切な身体の治療を商売と言い切るれほど

私はドライな気持ちで、

この仕事に就いた訳ではありません。

報酬を頂かなければ、

無論、私は生計をたてられませんし、

設備や機材、薬品、材料の購入も出来ません。

ズット、ズット、

診療行為と診療報酬を頂くことの境目に

私はモヤモヤとした解決出来ない引っ掛かりがありました。

難しいことを考えずに、

決まりごとの健康保険の診療だけに従事していれば、

気持ち的には楽だったと思います。

が、

国の決めた、個々への配慮に欠けた画一化された治療に対しても

私は大いに疑問を持つのです。

私は【歯】が好きなだけです。

で、

それならば、その様に生きて行こうと。

私の診療所は、【私の書斎】です。

歯でとてもお困りの患者さんが、

【歯のオタク】である【私の書斎】を訪ねてお越しになられる。

これが、私の診療所のコンセプトです。

皆さんが、

私の一番に良いと考える治療をして下さい!と、

一様に言われます。

この一番良いと言うのが、

個々の方によって、大きく異なる訳です。

ここを見つけて、解決することが

私の仕事の【醍醐味】なのです。

治療する際には、

私の手先は、私の意思とは別に活きたように動いてくれます。

治療とは、手を動かす前が勝負だと考えます。

料理も仕込みが命であるのと同じでしょう。

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私の診療室の中の一部分です。

診療台のすぐ横のコーナーです。

診療台に患者さんに横たわって頂き、

で、

私はこのデスクで知恵を搾るのです。

好きで好きで【この仕事】をしています。

ですから、

本当に歯で困った!

歯医者など信用出来ない!

と云う患者さんだけお越し下さい。

歯医者など、何処でも同じとの価値観の方は

どうぞご遠慮下さいますようお願いします。