日別アーカイブ: 2016年5月26日

心境の変化

昔は休日ともなれば【何処かへと】行かねば損をするような気分だったのですが、

今は自宅で犬と一緒にゴロゴロの方を好むようになったのは

毎日の診療が身体に堪える歳になったのか、

否、

歯科へのエネルギーが益々と旺盛になったためか判りません。

が、

現実に仕事のない日には自宅で過ごすのです。

上京などの出張も出来れば日帰りにて、

最低でも一泊の行程。

新潟へも最低限の滞在で、

出向きは数をこなすようになりました。

粗末でも家の布団が一番と感じるのです。

明日、明後日は高松で診療し、

翌日曜日の上京は朝一番のフライトにて。

一泊ですけど、

帰りも羽田を朝一番の便にての予定。

高松に就いて直ぐに診療所へと舞い戻り、診療所へと。

この頃はあれほど長い間窮屈に感じていた高松市の光景の方が

落ち着くようになりました。

診療所が私のホームグラウンドであることを

日毎に重く感じるのです。

大勢の患者さんが待って下さっています。

診療所での治療が本番であり、

患者さんを診察しない時間をリハーサルに充てて

充実した日々を送ろうと、

これも日毎に強く感じるのです。

 

 

 

歯学部学生の特異性

私は学生諸君にとって【恐い教官】なのだそうです。

医学を学ぶ学生には、

キャンパス内では【自由】や【自己裁量権】はないモノと、

私は考えています。

何故なら、

治療においては【判断の根拠】なり【責任の所在】は

すべて上司の医師に在るからです。

歯科大学は一種の職業訓練の場で在ります。

技術を学ぶ学徒には【徒弟制度】は必須だと

私は考えているのです。

自由気儘を横臥するのも青春の特権ですが、

【型に填まる】窮屈さが、技術取得の第1歩だと。

日本歯科大学新潟校は、

緑とレンガ美しい【歯科の学びの場】です。

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この実習室の中を【恐ろしい私】が

歩き回り、

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ビシャッと!

実習机の上を整然とする事から

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【躾】が始まるのです。