日別アーカイブ: 2016年6月10日

ソッとしてあげれば良いものを

役者さんの奥方が重い病で闘病中だと云う。

テレビも仕事ですから仕方がないのも解りますが、

ソッとして差し上げれば良いものをと、

病の程度や状況を全国民に報せることが

ニュースであるのならば、

ニュースなど必要ないと。

病人の家族の心情など聞かないでも解りそうなモノです。

で、

またまた芸能人の不倫のニュース。

芸の肥やしと笑って過ごせば良いのにと。

だから私は、ケーブルテレビのドラマしか見なくなったのです。

政治向きのことは新聞で十分だと。

しかし野次馬でしかないモノに、

報道の自由とか、

知る権利などと言われれば、

そんな履き違えする輩に、

公平平等なるニュースなど伝えられる筈もないと、

朝から機嫌が悪くなりました。

兎に角、

病気が完全に治癒されることを祈っています。

本人、家族共に大変な日々をお過ごしと察します。

もう此の手のニュースは必要ないのでは?

ダイレクトボンディング修復で検索の方へ

私のホームページに【ダイレクトボンディング修復】と云う言葉から

入って来られた方が多いことに驚いています。

時代は変わったな!と。

根管治療もそうですが、

ダイレクトボンディング修復も、

歯医者の器用不器用が露見する【尺度】として、

私は、技量差の大きな治療だと思っています。

これ等はホームページを観ても判りません。

ただ、積極的にヤりたがらない理由の大半が

自信がないのだと、

私は思っています。

が、

患者さんの側にもお伝えしたい事もあります。

単にホームページの料金だけで、

歯科医を選ぶことは、

本当は感心できません。。

安かろう、悪かろうと云う言葉も昔から在ります。

が、

ボッタクリ歯医者が多いのも事実ですが、

本当のボッタクリ歯医者とは、

出来もしないのに、知らない顔して料金だけは標準と云う処です。

ダイレクトボンディング修復は、

全ての症例に適応できる訳ではありません。

しかし、

現状、多くの歯を救える治療です。

歯を多く削るのか、

少しでも残せるのかの判断は

歯科医によって大きく違います。

歯医者選びは、

博打みたいなモノですと、

言われる理由がここに在るのかもしれません。

何れにしても、

ダイレクトボンディング修復を希望されて、

逃げ腰の歯科医は、

ほぼ不器用だと思います。

歯周病の治療が基本

この10年位でしょうか?

【審美歯科】や【インプラント】ばかりが脚光を浴びています。

若手の歯科医は【派手さ】にひかれるんでしょうね?

愚かな事です。

もう30年以上も前の事でしょうか?

ペンシルベニア大学のアムステルダム先生が

【歯周補綴】という概念を提唱しました。

歯科医が被せモノをした処ほど悪くなっているのに、

アムステルダム先生が気づいたからです。

人工の歯と、歯周組織が、

共存できるようにと、

様々な工夫を仕込んだのが【歯周補綴】です。

当時のアメリカの一流の臨床家が、その影響を受けて、

【機能美】と云う表現で、

身体と調和した歯科治療を披露していました。

私が新人歯科医の頃です。

口腔外科とは一味違った【メスさばき】に魅了されたモノでした。

好奇心旺盛な私は、

元来の【人懐こい性格】が幸いしてか?

多くの著名な先生方の胸を借りて、

今では歴史的人物となった先生方に可愛がって頂きました。

歯科治療の基本は、

虫歯の制御、

歯周病の制御、

無意識下の過剰な噛む力の制御、

その3つに尽きます。

私に残された課題は、力の制御です。

審美は、【ついでに】でしかありません。

どうせ治療するなら【自然な美しさで】程度のモノでしかありません。

インプラントは、歯科治療の単なる【1手段】でしかありません。

今日の歯科治療は、

主従が逆転しています。

特にインプラント。

歯周病治療の制御なくして、

インプラントはあり得ません。

歯科治療の信頼のために、

昔にたちかえり、

基本に戻るべきでしょう。