日別アーカイブ: 2016年8月29日

歯を長持ちさせるには

大きな虫歯であっても、

極力、歯にクラウンを被せないような手当てをする考え方です。

確かにいつかは、

クラウンにしなければならない時期が来るかもしれません。

が、

その時を少しでも少しでも、

遅らせることが、

私は大切だと考えています。

それは治療には、

思わぬ落とし穴が在るかもしれないということを、

長い臨床生活から体験しているからです。

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この患者さんは他の医院にて、

レジンインレーによる虫歯治療を受け、

直ぐに欠けたそうです。

欠けた部分を担当医は

健康保険でコンポジットレジン修復で補修。

不満を持った患者さんが、

私の診療所へ転院されました。

レジンインレーを私は好みません。

いくら患者さんから依頼されても

私はお断りしています。

削った穴と修復物の間には大きな隙間があり、

これをセメント層が厚いというんですが、

ここの隙間に接着性レジンセメントで満たして、

レジンインレーをくっつける。

レジンインレーは割れやすいので、

理論上では歯と一体化するから大丈夫と言われていますが、

現実は甘くはないのです。

そもそもマトモな歯科医師の治療ではありません。

で、

ヤッパリ割れた、欠けた!

やり直しはコスト割れするから、

今度は健康保険でコンポジットレジン。

汚いヤツですねぇ!

キチンと自己責任でやり直せよと

考えるんですが。

ただし、やり直ししても

同じように割れるんですが。

私の手当てですか?

レジンインレーもコンポジットレジンも全て取り除いて。

だって信用できませんもの。

虫歯の取り残しがあるでしょうから。

虫歯検知液で、

残った虫歯を染めだして、

で、

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ラバーダム防湿にて、

唾液から削った歯の露出面を汚染させないように。

歯を綺麗に消毒して、

ダイレクトボンディング修復しました。

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材料が直接、歯とクッツイテいるので、

境目もありませんし、強いですよ。

 

寝坊で遅刻

昨夜は大阪から戻って、

犬たちのストレス解消に付き合わされ、

クタクタになって床に就き、

ほぼ意識不明のように眠りについたのです。

が、突然に

寝室へと突進する平蔵の異変に

何事が起こったのか!と、

半分以上意識のない状態の私に

平蔵がドカン!と私の上に馬乗りになって抱きついて、

続いてマリリン、ラッシーも

それに続く!

マットに沈みこんだレスラーの如く、

あまりの重さに死ぬ思い。

その時、

ピカピカ✨ドカン!と、

稲妻、雷が

大気を揺らすか如く鳴り響いたのです。

その度に、

この相撲取りのような犬たちは

私に抱きついて、

で、

ヤットの思いで、

隙間から身をかわし、

ベッド脇の椅子に座って犬たちを交互に撫でて撫でて。

結局、

ベッド上に横たわり犬たちの隙間で

眠る羽目と相成りました。

で、

大寝坊!

大遅刻!

こんな事も、たまには在るんですよ。