日別アーカイブ: 2016年10月12日

三枝デンタルオフィスの治療に対する考え

新患の患者さんが多いのには驚いています。

が、

直ぐに治療を着手する訳ではありません。

患者さんが歯科医を選ぶように、

私も患者さんを選んで?います。

歯科の治療にはメンテナンスが必須です。

ですから、治療に着手することで、

長い付き合いが始まります。

付き合いごとには【相性】がとても大切です。

私は患者さんを【お客さん】とは思っていませんので、

【相性】をとても大切に考えています。

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歯を大切に考えて頂いて下さる方を

最優先に治療したいと思うのは、

私の時間には限りが在るからです。

1日に診察できる患者さんの数には限界が在るからです。

院内感染防止は医療機関の最優先事項です。

歯の治療には、

唾液、血液、歯を削った飛沫など、

感染性物質に溢れています。

完全滅菌体制での診療では1日に大勢の診察な不能です。

新患の患者さんとの初面談の後、

私は資料とのニラメッコが始まります。

最善の策を考えるためです。

これには、とてもエネルギーを使います。

最初の面談の後、

私は次回のアポイントは採りません。

一度帰宅された後、

ゆっくり考えて頂いて、

覚悟?して治療の意志を明確にしてから、

患者さんの側からの連絡を待つのが

私の治療の進め方です。

歯磨きもシッカリと患者さんに協力して頂きませんと、

治療の長期の安定はかないません。

治療期間中に、

本筋の歯磨きのテクニックを身につけて頂くのが、

私の治療の基本です。

治療時間が、とても長いことも理解して頂きたいと思います。

手作業ですから、丁寧な処置を行うことが1番大切ですので、

短時間で効率をあげることには無理があります。

最新のテクノロジーと唱ったCAD/CAM製のクラウンなどは、

私は暫間的なオモチャとしか考えていません。

修復治療は、コンピューターで解決されるほど

単純なモノではありません。

一人一人の個性を、

人工の歯の中に注入してこそ、

修復治療だと思っています。

根管治療もラバーダムをすれば良いという簡単なモノではありません。

ニッケルチタンの根管治療全盛ですが、

私は必要を感じていません。

むしろ根尖まで根充材が届いていたら治療成功だと考えるのは危険だと思います。

根管ほど厄介な組織はありません。

マイクロスコープで根管の隅々まで綺麗にすることが

大切だと考えています。

インプラント治療ですか?

これは私の口から説明するまでもないでしょう。

ラバーダムをしない手抜き治療、

入れ歯もロクにできない技量、

そんな歯科医がインプラントという移植治療など

キチンとできる訳がないと思います。

インプラント治療は私にとっては普通の治療です。

歯の治療と同じ考え方で臨んでいます。

私のホームページを観る歯科医の数が多いのには驚いています。

観て、聞いて、

私の流儀が解る筈はありません。

私の流儀は、

私と患者さんの共通認識から生まれた産物です。

また、若い時分に放蕩三昧の阿呆の限りを尽くした私です。

無駄から学んだ遊び心は、

他の歯科医師には、

今からでは追い付ける筈はありません。

ただ私は名医ではありません。

神様でもありません。

誠実に、

正直に、

歯、

そして患者さんに向かい合っているから

私の診療所は長い間、

私のスタイルで続いているのだと思います。

私は情熱の歯科医でありたいと思います。

私は歯の番人でありたいと思います。

ですから、

三枝デンタルオフィスは、

歯で本当に困った患者さんのユートピアでありたいと、

私は努力を惜しみません。

それが私の患者さんとの約束事です。