日別アーカイブ: 2016年11月30日

奥歯のダイレクトボンディング修復

昨日は、ストレス解消のために

ダイレクトボンディング修復をと。

コレが術前。

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で、

いつものようにラバーダム防湿の決まりごと。

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コレが術後。

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一番奥の歯のダイレクトボンディング修復をする際に、

今日の処のバリを取って、

ツルツルに研磨しようっと。

疲れたので、

本日はここまで。

手前の歯も、

ダイレクトボンディング修復です。

生きた歯をクラウンで治療する機会が減りました。

歯質保存の治療が一番です。

私の毎日の治療がインプラント治療ゆえに、

できるだけ歯を温存して差し上げたいと思います。

大いに悩む!

沢山の患者さんを抱えていますが、

今、私は大いに悩んでいます。

この症例です。

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同年代の男性です。

中程度から高度へと移行中の歯槽膿漏の患者さんです。

歯科治療の【基本のき】であるブラッシングにおいては、

とても協力的な患者さんです。

今までの習慣であった【エチケットのためのブラッシング】から

【治療のためのブラッシング】へと、

完全に変換して下さいました。

歯の根の表面のザラザラも、

私らも丁寧にツルツルと研磨させて頂くことができました。

炎症の進行はストップできたようです。

が、

ここからが大変なのです。

前歯も前方へと倒れています。

最後方の奥歯は斜め方向への垂直性の骨の吸収が顕著です。

なのに、

キチンと活きています。

炎症に打ち勝って、

頑張って活きているんです。

歯槽膿漏の治療においては、

私は完全にコントロールできる自信がありました。

が、

この症例、

ナニか嫌な匂いがするんです。

私が治療に着手する時には、

必ず、

【何故こうなったのか?】という、

病気の原因を探ります。

が、

この症例は、

お越しになられた時が、

まさにスピーディーに歯槽膿漏が進んでいる最中でしたので、

ブレーキを踏むのが精一杯でした。

今ここで、立ち止まって、

原因究明に悩みに悩んでいます。

コレが解決しないと、

必ず、

再発しますので。

このような期間は、

歩いていても、

トイレの中でも、

この症例が頭から離れません。

苦しい毎日を過ごしています。

必ず治して差し上げましょうほどに!

このような症例のために、

今まで経験を積み重ねてきたのですからに。