月別アーカイブ: 2017年2月

再び

朝1番から抜歯。

続いてオールセラミッククラウンの型採り。

お昼をはさんで、

上顎洞の手術です。

相変わらず忙しい。

早いもので今年で10年目となる

日本歯科大学第1学年の学生諸君への特別講義は

4月17日との報せを頂きました。

また治療の合間をぬってのスライド選びが始まります。

今年はどんな話しをしようか?

ネタ選びのための読書三昧も始まります。

結構、大変な作業なんですよ。

良薬にも毒にもなる歯科治療

この間、お正月を迎えたばかりだと思っていたら、

もう3月ですね。

春ですね。

慌ただしい毎日を過ごしていますが、

今年は何だか日常に追われています。

患者さんが多いからでしょうか?

昨日、久方ぶりにお顔を拝見した東京からの患者さん。

先生、穏やかな表情になりましたね!

と、仰られました。

自分の顔は判りませんが、

歯科を楽しんでますから。

この患者さんの、

右下第2大臼歯部のインプラント治療は比較的簡単だと判断し、

都内の歯科医院で治療して頂いたのが仇となったようです。

顎が痛いと仰る。

で、

顎関節部分を丁寧に触診。

思う処あり、

頸椎を引き続き触診。

フーム?

噛み合わせをチェック。

なんとこのインプラント部分の歯しか当たってません!

此れでは、

竹馬で歩く様なモンです。

この歯の修復はチムニータイプのセラミッククラウン。

思う処多いにあり。

先ずは私の信頼する整体師の治療院へと電話連絡し、

翌週、吉祥寺の小出医師へとアポイントを要れました。

マニアックな治療は、

歯の馬鹿にしか通じません。

歯科治療は、

テクニックの組み合わせによって、

良薬にも毒にもなりますから。

インプラント治療ができますって勘違いするのは

勝手ですが、

キチンと正確にして頂きたいモノです。

趣味、道楽と仕事は違うんですから。

素人野球でメシ食えませんよね。

そんな歯科医師が多いのです。

花嫁さん

お嫁さんの冠に花と云う言葉を加えて

【花嫁さん】とは上手いこと言ったモノだと、

宮田君の花嫁姿を観て、

改めて実感したのです。

その位、宮田君の花嫁姿は美しいものでした。

また、

お母上が実に良かったです。

式が始まる時には既に涙腺が一杯になられて居られるのが

アリアリと判り、

娘へ向ける視線の暖かいことこの上なしの

花嫁の母でした。

元来、私は宮田君の母上のファンです。

おーい、宮田君、お母さんはお元気かね?

おーい、宮田君、コレをお母さんにお裾分けして下さい!

おーい、宮田君、お母さんは何してる?

往年の山本陽子か寺島純子を彷彿させるお母上で、

恐らくお誕生日は正月の元旦であろうと云う、

いやはや御目出度い、運気の良い、縁起良い、

綺麗なお母上です。

本に綺麗な花嫁の母でした。

お父上とは初対面でしたが、

神主さんと云う仕事柄が正に顕れた実直さを感じられる

好感度高いコレマタ善き花嫁の父でした。

この様なご両親の元で産まれ育った宮田君は

果報者だと。

久方ぶりに心温まる善き日を、

私もお裾分けして頂いた気がします。

自然体

タキシードに着馴れた?私ですが、

久しぶりなので、

カウスボタンやらシャツのボタン選びに

手間取ってしまいました。

と、云うのは、

ルイヴィトンが高松市にオープンした際のパーティーにお呼ばれした際に、

当時の愛車がキャデラックのコンコースロングボディだった事もあり、

ソープランドの送迎に間違われた記憶が蘇ったのです。

あんまり派手だと、

また同じ目に遭うと思い、

今日はオニキスを選んだのです。

私の衣装は整えたのですが、

祝辞の台詞は皆目、考えていません。

自然体で行こうと思います。

 

父親の心境

今日はスタッフの宮田君の結婚式です。

昨夜から祝辞をアレコレと思案。

で、

早めに床に就いて、

朝の5時頃からソワソワし、

早朝のガソリンスタンドのオープン直後に

洗車へと向かったのです。

自分の婚礼でもないのに。

タキシードをチェックし、

アルファロメオの帆を全開にして診療所へと走らせました。

朝1番の患者さんの手術を終わらせたら、

ゆっくりと昼食を摂り、

着替えて式場へと。

なんだか娘を嫁がせる父親の心境です。

処方箋

足を、前へ一歩踏み出す勇気を与えて下さいと、

空仰いだ若い日が、

昨日の事のように想えます。

力不足に悔し涙流した若い日を、

忘れた時はありません。

今の若者も同じ想いに胸を締め付けられているのでしょう。

が、

案じる事はありません。

其れは誰しも経験し、通る道ですから。

友を作って下さい。

それが1番の処方箋です。

 

はぁ~ン、プレミアムフライデー?

プレミアムフライデー?

フザケルんじゃないよ!

率直な感想です。

スウェーデンのストックホルムへ出向いた時の事です。

ビックリしました。

デパートの営業時間は午後の5時まで。

日曜日は営業を休んでました。

日曜日に休むデパートなど私の認識外でしたモノ。

休むなら皆で一斉に休む。

其ならば納得できます。

国民みんなが家庭に向き合えますから。

ですから、

思いつきのプレミアムフライデーなど

腹立たしいですね。

私の幼少期はお正月の雰囲気が残っていました。

三が日は何処もお休みでしたモノ。

其れがどうですか?

大型ショッピングモールは年中無休。

そんなこんなで、

季節感が無くなってしまいました。

其処で働く人はどうなるんでしょう?

皆が休む時に働くと云う考えを否定する訳ではありませんが、

どうもスッキリしないですね。

月に1回でも、

金曜日の午後3時から休める中小企業や商店って

在るんでしょうか?

大企業の事務職とお役所位なモノでしょう。

休祭日の多い事に、

いつ働くんだ!って、

私ら古い世代は思っています。

土地面積も小さい、

人口もドンドン減少する日本。

勤勉に働かないで、

他国間競争に勝てる筈ないじゃないですか?

親バカ

息子が小学6年生の今日、

帰宅時間が余りにも遅いので、

自転車に乗っている処を自動車にでもブツケられたのでは?

等と、

心配性の私は玄関から何度も外へ出てはの繰り返し。

それにしては遅すぎる。

近くの大通りまで足を延ばしては、

また別の方角へと。

そんなこんなを繰り返していたら、

随分と経ってから、

自転車に乗った息子の姿を見つけました。

父ちゃん、コレ!

と、手渡されたネクタイの包みに

嬉し涙で顔がグシャグシャになりました。

そのネクタイは今でもお仏壇にお供えして、

私の頸に巻かれた機会はありません。

いつか息子が1人立ち出来る晴れの日にと、

そんな日を待ち焦がれている親バカの見本の私です。

息子や娘から貰った品は、

何から何まで院長室に飾っています。

其れが親ってモンでしょう?

 

 

歯科医院選びは慎重に

大学病院には大勢の医師が勤務しています。

医局に向かうには病院ロビーから各診療科の待合室を

通り抜けるのですが、

この時、

○○さん、○番ユニットにお入り下さい。○○先生が診療します。

と云うアナウンスが耳に入ります。

この際、

私はチラッと患者さんのお顔に視線を向けてしまいます。

あぁ、この患者さんは幸せだ。

あぁ、この患者さんはお気の毒だな。

申し訳ないのですが、

大学病院の医師の技量に差が在る事を知っているからです。

大学病院でさえも、こういう状況です。

一般開業医の技量の差は、

天と地獄くらいの大きな差が在る事を認識して下さい。

饒舌な理屈と、腕の器用不器用は違います。

患者さんのお口の中の治療痕跡から、

よーく現状認識出来ましたもの。

其れなりの結果で良いと思った時が、

歯を失うきっかけになるでしょう。

 

歯科後進国の日本

先進国の中でも、

英国と日本は歯科後進国と呼ばれています。

お隣の大韓民国においては、

プラークコントロールの概念も普及し、

歯を綺麗に磨く習慣が在ります。

また美容への意識も高い事から、

審美歯科先進国と言えましょう。

我が国に於いては、

歯科医院は星の数ほど、

石を投げれば歯科医院に当たると言われるほどに、

治療する側の歯科医院は多いのですが、

どうして歯科後進国と呼ばれているのでしょう?

治しているのか?

壊しているのか?

判らない歯科医院が多いからです。

患者さんの側よりも、

歯科医師の側の責任による処が大きい、

其れが私の感想です。