日別アーカイブ: 2017年3月24日

夢を膨らむ

恩師である山口先生が新車購入の選択に入ったようです。

レンジローバーあたりに落ち着くと観ています。

ラブラドールリトリバー協会新潟支部の会長でもあった先生は、

今年も英国へとラブを観に行かれるそうです。

先生を知る人は意外に思われるかもしれません。

ロックンロールをこよなく愛する先生が余りにも有名ですから。

アメリカテイスト溢れる人と思われている筈です。

かく云う私も、そう思っていました。

しかし先生の実像は、

意外?なことに誠の紳士でありました。

時に先生から言われるのです。

三枝は今度、何を買うん?

私は宝くじ次第だと。

で、

ソコから車談義に華を咲かせます。

私はアメ車とイタ車です。

イタ車と言っても痛車ではありません。

何年か前に、

新潟古町のアーケードにて【痛車フェスティバル】ってものに

遭遇し仰け反った記憶が甦ります。

下手に日本語を使えないなと。

イタ車も痛車も同じですから。

しかし、

あの痛車ってのは何なんでしょう?

本当に車が痛々しいことこの上無し。

今、注目している乗用車は、

キャデラックCT6とアルファロメオのジュリアですね。

このジュリアは偶然インターネットで見つけたんですが、

以前、私の愛車だったモノです。

何故、判るかって?

私が自身の手でレストアした車ですから。

トテツモナイ値段で売りに出されてました。

コッチは新型のジュリアです。

エンジンはフェラーリのを2つにぶった切って積んでるんです。

フェラーリ、フェラーリしてるんって格好悪いですが、

こういう風に、

地味な車体にフェラーリのエンジンってのは格好良いですね。

宝くじ当たったら2台購入します。

 

白髪

仕事帰りに床屋へ行きました。

20代後半から通っている床屋です。

店の親父は私の職業を知りません。

ただ、

長い間の常連であると云うことだけ。

ハサミを手に

雑談を投げかけてくるようになって

20年くらいになったろうと思います。

たワイもない話しですが。

が、

私にとっては気楽な時間です。

身構えなくても良い極マレな場所でもあります。

こういう処は、

年々、少なくなりました。

親父は私を呼ぶ際に、

兄さん、兄さんと。

そんな歳ではないのに、

少しの照れを感じながら、

会話に応じています。

でも、

職業を聞かないのは、

この親父なりに長年、身につけられた処世かもしれません。

白髪が増えたと、

毎月、毎月、

言われるのも慣れっ子になったようです。

土から砂鉄と云う形で出でた大地からの贈り物が、

職人の手を引き継がれ、

刀と云う命の宿る道具に変化します。

素人目にすれば金属の加工品にしか見えない

この刀に魅了される者です。

刀紋に職人の命の伊吹を感じます。

また、

これほどの技を体得するまでの情熱に敬意を表します。

刀は切るための道具ですが、

本来は人を切るために身につけられた道具ではありません。

人の煩悩を切るための道具です。

その製作者である職人に私は惹かれて止みません。