日別アーカイブ: 2017年3月25日

私の診療所の原則

診療所へのお電話に私が応じる機会が時たま在るのです。

スタッフの手が開かない時に限ってのことですが。

その様な際に、

新患の方からのお電話の場合に、

私は戸惑う機会が多くなりました。

と云うのは、

私は診察して現状を把握していないのにも関わらず、

患者さんご自身で自己診断された上で

治療方法までご自身でお決めになられて居られる

そういう方が少なからず居られます。

このような際には、

丁寧に、

診察しない方へと私は誘導するのが常です。

できれば他の歯科医院へと。

私は本当に歯でお困りの患者さんしか診察する気持ちがありません。

歯を美容院のカットくらいにしか考えておられないとしか

思えないからです。

今日電話して、今日診て欲しいと云うリクエストには

到底、お応え出来ません。

私の診療所の滅菌レベルは他の歯科医院に凌駕される事はありません。

徹底した感染防止対策を供しています。

無論、

私の患者さんの緊急に応じる時間的余裕は予め準備してはいます。

しかし、

現状把握していない方への準備をどうしろと云うのでしょう。

私は頑固です。

商売気質で歯科治療を行っておりません。

歯科治療が私の命。

断ること、

それも治療の質の担保だと、

私は考えています。

 

 

 

夢を追いかけて

高校2年の年末まで文学部志望であった私が、

対極の理系である歯学部に転向したのは、

寺社の僧侶から発せられたる或る一言からでした。

人生とは誠に摩訶不思議なものだと、

転がり、流されるかの如く、

今日に至った道程を振り返り、

それでも此れで良かったのだと、

時に感じるのです。

歯科医学に対する興味は未だに変わりありません。

それほど迄に、

歯科医学とは魅力ある世界です。

これは止めろと言われても、

到底、耳を傾ける訳には参りません。

それでも、

やはりキチンと文学を修めたいと云う気持ちは

益々、盛んとなっているようです。

社会人枠での大学にて学ぼうかと。

万葉集をジックリと、

そんな近況です。

いつまでも夢を追いかけるのが、

男子であることと、

私は、そんな風に考えています。