日別アーカイブ: 2017年4月24日

ダイレクトボンディング修復

ダイレクトボンディング修復の位置付けは

素人の方の認識よりズット大きいのです!

虫歯の治療さへパーフェクトに出来れば、

歯を失う可能性は極々、稀になるのです。

ですから、

虫歯治療だから簡単にチョコットってな気持ちが

後になって大きなツケを払う破目となるんです。

歯を失いたくないでしょう?

インプラントしたくないでしょう?

だったら虫歯治療をキチンとして下さい。

大臼歯は仮歯です。

今、経過観察中です。

第2大臼歯は失っています。

上顎洞底挙上手術あとの治癒を待っている最中です。

第1、第2小臼歯に古いコンポジットレジン修復が認められます。

修復材にヒビが在りますね!

材料の変色も、

虫歯も見受けられます。

今日は第2小臼歯のダイレクトボンディング修復を行いました。

ラバーダム防湿して、

で、

出来ました。

こういう時に、

日頃の歯の彫刻が効を奏します。

患者さんが喜んだのは言うまでもありません。

弱った涙腺

新潟市の人情横丁近くに【都食堂】という名の定食屋が在りました。

硝子棚に並んだ小鉢から好きなものを選んで、

飯に、漬物、味噌汁で頂くと云うスタイルの

庶民的な街の食堂です。

おばちゃん以上の年齢であるおばちゃんが女将で、

パートの、これは正真正銘のおばちゃんを2、3名使って

切り盛りする規模の食堂です。

私は決まって、

常温のコップ酒。

漬物が旨いと褒めたら、

皿いっぱいに漬物を運んでくれるのを

肴に、先ずはグッと飲み干して、

塩鮭をおかずに茶碗飯に味噌汁。

これが私の定番でした。

先般、新潟市へ参りました際に、

足は当然【都食堂】へ。

が、

店が無いのです。

とうとう俺もボケた!かと、

付近をもう一度、

歩き廻って、

やはり【都食堂】は消えていたのです。

建物はビストロへ改装中です。

私は立ちすくんでしまいました。

息子の新潟在住の折りには、

親代わりのように面倒を観て下さったからです。

年末前にご挨拶に参りました折りにも

お元気そうでしたし、

店は大いに繁盛していましたもの。

探しました。

知人、友人、

コネを駆使しておばちゃんの所在を探しました。

で、

今しがた、おばちゃんと電話にて話しをした処です。

年明け早々に倒れ3日、意識不明であったとのこと。

で、

店は閉めて現在自宅にて療養中であること。

もうじきに、

規模を縮小して【都食堂】は再開する積もりだと。

ご自身のことよりも早く、

開口一番【晋ちゃんは?】

息子は越後人の人情に包まれて青春期を過ごせた幸運を

必ず大人になった時に感謝するでしょう。

私の第2の故郷は新潟です。

自分で勝手に、そう思っています。

死んだら分骨して、

信濃川に散骨せぃ!と、

息子にはクドイ位に言い聞かせています。

私はこの土地の一部になる積もりです。

越後人の人情は筋金入りです。

義を最も重んじる県民性です。

目前の利益よりも義を重んじるのが越後人です。

幕末の戊辰の役では、

幕府への義を貫き、

会津藩と共に多くの犠牲者を出しました。

昨今においても、

政府の思惑に反して、

喉から手が出るくらい欲しい政府からの地方助成金を

なげうってまで、

反原発の知事を選んだ土地柄です。

都食堂のおばちゃんの働く姿を美しく思って観ていました。

朝くらい内から深夜まで、

雪の日も、

雨の日も、

黙って仕込みに励み、

決して贅沢はせず、

欲と云うモノからはほど遠いお人柄でした。

その姿に触れた息子にとって、

いつかは肥やしになるでしょう。

電話での会話の間、

私は泣いていました。

涙腺が弱って困ったものです。

 

最良の健康法

ゴールデンウィークの過ごし方を聞かれます。

何処かへ行かれますか?と。

いいえ。

何時もと変わらないリズムで過ごします。

起床時刻、就寝時刻も、

休日でも変わりありません。

そういう身体に出来上がってしまっているようです。

ただ、

庭の草むしりと、

車の修復を、

庭で犬たちを遊ばせながら、

しようと思っています。

何から何まで、

普段と変わらず。

それが最良の健康法だと思います。

伝える手法

何処かで時間を作って、

観に行こうと思っています。

良い写真だと思いませんか?

私は氏の写真が好きです。

伝え手であるカメラマンの意図に

大いに共感するのです。

文章には決して出来ないものを

写真には伝える能力があるのだと思います。

プロの所作

人の性格は経験から変化するようです。

メスを手にする仕事に従事してきたからかもしれません。

メスは万能ではありませんが、

それでも、

治療のためにリスクを背負ってでも、

私はメスを手にします。

それが私の仕事だからです。

幼い頃から時代劇が好きでした。

武士の潔さを尊び、

反面、

自分が同じ立場であれば?

私には到底に其の自信はありませんでした。

しかし、

傍目からすれば、

何を考えているのか解らないと言われるほど、

悠然としているように観えるのだそうです。

あるパイロットから聞いた話しです。

パイロットの腕の見せ処は着陸の際だそうな。

それでもイメージ通りの着陸が出来たことは、

ただの一度も無かったそうです。

向かい風に機頭を向けて下降する飛行機は、

思いもよらない横風に絶対に煽られるのだそうです。

乗客に気づかれないように快適に、

毎度、毎度、

ヒヤリと背中に汗というのが、

パイロットの着陸時の実際なのだそうです。

そうなんだ!と。

傍目からすれば、

当たり前の、

全く気にも留めていない着陸の際の、

ドラマに感動しつつ、

パイロットのプロ魂に感謝したのです。

当たり前のことを、

素人の方から当たり前に感じて頂くことの陰に

プロは、

日々、

小さなことを大切に大切に積み重ねる努力を重ね、

ある局面においては腹を決めて突き進む。

それがプロの所作だと思うのです。