日別アーカイブ: 2017年7月3日

讃美歌

何事にも勉強家である私は、

讃美歌を覚えようと云う暴挙に出たのです。

で、

CDをと探してみたら、

あまりの種類の少なさと、

コチラの知識の不足ゆえに、

【音羽ゆりかご隊】の子どもの唄う讃美歌くらいしか

見つけることができず、

大いに苦慮したのです。

50も半ばになって、

教会で子どもが唄う歌を覚えるのには気が退けて、

いよいよ困ったと云う時に、

神様の助けてでしょうか?

グレゴリオ聖歌集と云うモノを見つけたのです。

で、

先ほど宅急便にて届き、

封を開けて、

中の解説にサッと眼を通し、

そうしたら、

もう私の性格からすれば、

直ぐに聴いてみたいと。

ちょうど良い具合に、

今から抜歯の患者さん。

患者さんからすれば治療が怖いに違いない。

さすれば、

癒しのための音楽がと。

無理やり讃美歌にもっていったのです。

で、

どうでしたかって?

患者さんは、

歌をバックに眠って居られました。

かく云う私も、

私の抜歯はスピーディーだから良いものの、

長い治療であれば、

確実に私も眠りに入っていたでしょう。

今度、

司祭さまに聞いてみましょう。

心震わし、感動するような讃美歌って何でしょうか?

昔、

ノートルダム寺院を訪れたる際に、

寺院の中を響きわたる讃美歌に感動したのです。

あのような讃美歌を、

私は声高らかに、

風呂のなかで練習したいのです。

親バカ

朝から、

気合いを入れて【根管治療】。

上の側切歯です。

前医の為したメタルボンドクラウンを外し、

慎重に、慎重に、

メタルコアを外し、

で、

古い根管充填材を取り除き、

マイクロスコープにて、

恐る恐る、

根管の先っぽを視ると、

アヤー!

破壊され尽くされ、

ズボズボ状態になった哀れなる根尖孔が。

当然のことながら、

歯質は薄くなるまでメタルコアのために削られているのです。

若い先生なら抜いてインプラントって処でしょう。

へそ曲がりの私です。

と云うか、

私は【歯科保存学】の【ありがたさ】を、

この頃ますます実感するのです。

一生懸命やっても、

10年モタナイかもしれません。

でも、

10年長生きできたとも言えるでしょう。

その間に、

歯科医学の進歩なり、

私の進歩があるかもしれません。

そこから再び10年モタセられるかもしれません。

抜くのは最後の最後だと、

私は決めています。

そんなこんな治療を終えて、

ふと、

せがれに電話をいれたら珍しく、

どうしたん?父ちゃん、と。

何でも今、午後の授業前の昼休みなのだそうな。

親は必死で働いて、

せがれは余裕綽々と云う、

大いなる矛盾を覚えつつ、

自分もそうであったことを

これまた大いに自覚していますので、

心内には触れずに、

飯食ったか?

と云う何時もの台詞で、

また午後の診察へと舞い戻ったのです。

私の新潟

呑気気分で新潟の花火の話しをしたものの、

お昼のニュースにて、

新潟が大雨で大変な模様!

いつも歩いて渡る萬代橋や、

信濃川沿いのやすらぎ堤が冠水し、

アヤー!

と。

そういえば、

新潟に住んで居りました折りの、

あの足元から吹き上げてくる雨には参りましたのを

思い出したのです。

雨はお天頭さまの方から落ちてくるものと、

新潟に住みますまでは、

そう思っておりました。

日本海からの風の強さを

思い知ったのです。

かように酷しい気候の新潟ですが、

住めばそれはそれで慣れてくるのが不思議です。

北国の夏は短いのですが、

フェーン現象のお蔭で、

これまた厳しい猛暑を迎えるのです。

でも、

私は新潟が好きです。

ささやかな夢物語

梅雨明けもまだで、

といって、

ロクロク目立った降雨もなく、

で、

気温だけは35度にも。

こんな真夏日は、

ついつい新潟の花火が観たいなと、

信濃川に架かる萬代橋周辺に

大空高く、

今にも頭上に降り注ぐような新潟の花火大会の日の

街の匂いが鼻腔いっぱいに甦ってきます。

歳を老いても現役で居られ、

で、

もし叶うのならば、

生涯を終える前の2年くらいだけで構いませんから、

どうか神様、

この第2の故郷である新潟にて、

ゆっくりと過ごせますように。

それまで、

この街が、

いつまでも大切なモノを失うことなく、

越後で在り続けますようにと。

何処に出かけても、

目に入る風景が同じになったこの国ですが。

まだまだ越後は越後のままだと、

私には少なくとも、

そう観えますので。

進歩

昨日は朝のミサに出向いていました。

初心者の私ですから、

退職前にミッション系の幼稚園で先生をお勤めになられていたと云う

優しい女性信者さんが、

毎度、毎度、

面倒なお顔もせず、

よく面倒を看て下さいます。

で、

朝から気分爽快!

声高らか!に、

みんなで讃美歌を唄い、

あぁ、良い心持ちとなったのです。

でも、

帰宅に至る車中にて、

聞く音楽は、

相変わらず、

都はるみと石川さゆり。

しかしながら、

ますます気分爽快となったのは言うまでもありません。

気分が良いのも、

苦しいのも、

怒りも、

いろんな感情が在りますが、

これも生きている証です。

残念なことに、

生きたくても、

今、命を失う方も居られます。

生きているのも、

生かされていると感謝できるようになったのは、

私なりの多少の進歩かもしれません。

どうせ生きるなら、

誰かのお役にたてるようにと。

しかしながら別段、特技の在るわけでなく、

私には歯科の仕事くらいしかありませんので。

精一杯、努めさせて頂こうと。

ヤハリ進歩のない私でしょうか?