日別アーカイブ: 2017年9月26日

まだまだ勉強

若い歯科医師から、

それも結構な数の御質問を頂きました。

私の噛み合わせ平面の決め方を

最近の私のブログでの

総入れ歯造りの症例から知りたいと云うことでしょう。

私は頭蓋骨の形態を重要視します。

また、

上顎と下顎の相対的な

大きさと

位置関係を

特に重要視します。

それらを分類し、

その組み合わせにて、

噛み合わせ平面の角度を

微妙に変えています。

今では、

頭蓋骨の表面に付着した表情筋に

特に関心を持っています。

筋肉の緊張と弛緩に

噛み合わせは大きく影響を受けるからです。

親友である浅見博士の専門が

解剖学であることが、

とっても役にたっています。

まだまだ勉強することが多いのですよ。

審美歯科治療は白い歯だけではありません

総入れ歯の治療にしても、

インプラント治療においても、

大がかりな修復治療においては、

私の治療は、

【美しい表情創り】から始めます。

上の前歯の配列位置や角度、

前歯の大きさや形態から。

加えて、

奥歯でシッカリと噛めるように。

とにかく、

他の因子は後から、

ジックリと手当てすることにして、

まずは、

そこから治療を進めます。

オモシロイものです。

噛めるようになるに従って、

前歯のサポートによって唇に張りが出てくると、

様々な表情筋が目覚めるのです。

79歳の女性です。

初診の表情です。

これは、

お顔創りの第1歩の仮の噛み合わせでの

お顔です。

これからドンドン変わりますよ!

今は、

表情筋に緊張をかけました。

神経繊維が活発化する筈です。

順次、ご報告しますね。

60前のお顔に戻りますよ。