日別アーカイブ: 2017年12月13日

根管治療から学んだもの

午後の1時から始めた

下顎の第1大臼歯の根管治療。

今、

午後の4時です。

前医の被せたクラウンを外し、

根管内ポストを除去。

古い根管充填材を

丁寧に取り除き、

根管の拡大形成を終了しました。

4根管ありました。

ラバーダム防湿していますから、

患者さんも、

お口を開いたままです。

大変、お疲れ様でした。

丁度、

息子から電話が入りました。

どうやら、

悩みがある様子。

で、

今しがたの治療の話しをしてやりました。

前の先生の治療の影響も大きいんやろ?

前の先生が削り過ぎてたらどうするん?

などなど。

父を案じてくれてるんでしょう。

それなら、

もっと倹約して欲しいのですが。

息子に答えました。

父ちゃんの仕事はね、

ただひたすら丁寧に綴ること。

駄目だと決めつけないで、

決して諦めないこと。

アチコチの方向から、

何とかならないか?

探ること。

で、

必死で糸口を見つけては、

丁寧に丁寧に、

ひたすら綴る。

だから俺はネバイだろ?

先の奥歯は長く患者さんのお役にたってくれるでしょう。

ただ、

このような治療は嫌だと云う方も居られるでしょう。

だって、

歯科医師はスピードが勝負!

だなんて、

書いている方も居られる位ですから。

ただね、

3時間の根管治療って言っても、

ダラダラでは上手くいく筈ないですよ。

5分刻み位で、

手順の内容を変えて、

進めているのですよ。

で、

これは確信しています。

基礎と考え方に芯がないと駄目だとと。

ぶれないこと。

そんな話しを、

根管治療に交えて話ししてやりました。

ふ~ん。

丁寧に綴るか。

 

 

年末

忘年会のシーズンたけなわのようです。

お誘いも頂きますが、

誘って下さった方のお気を害さないように、

丁重にお断りしています。

犬を飼った責任が在りますので、

散歩を待ち望んで待っている犬たちを

その訳としています。

人と関わりあいを持つのが、

元来、好きな私です。

仕事柄、大勢の方とのご縁を頂戴します。

人との関わりから、

多くの情報を得ることができます。

現代社会において、

情報の入手は貴重な戦術となります。

ただ、

得た情報の正確さについては、

自己検証が必須ですが。

私の診療所は大きく扉を開いています。

そのことで、

メーカーの方々を含め、

大勢の人との縁を頂くのでしょう。

ですが、

酒席には足を向けないようにと。

でも、

酒席のほうが、

本音が聞けるのでは?

そのようなご意見も在ります。

それも反面、

事実だと思います。

しかし、

楽しい酒席です。

私が居ることで、

皆さんが私に気を使って下さることに

私は申し訳なく思うのです。

ですから、

時と場所が予め判っている際などには、

前日くらいにお店へ出向いて、

人数分の飲食代ていどを

お支払させて頂き、

お誘い頂いたことへの感謝の気持ちとさせて頂くのが、

私の流儀です。

そんなの大変じゃないですか?

私はそうは思いません。

私はそのように、

大人から教えて頂き、

育ちましたので。